赤ちゃんにやさしい病院(BFH)
当院の母乳育児の基本方針
1.母乳育児についての基本方針を文章にして、お母さんと赤ちゃんのお世話するすべての保健医療スタッフがいつでも確認できるようにしています
- 母乳育児の基本方針は母乳育児率に関するデータを参考に定期的に評価しています
2.この方針を実践するため必要な知識・技能・実践方法をお母さんと赤ちゃんをお世話するすべての保健医療スタッフに教育しています
3.妊娠中から母乳で育てる大切さを一緒に考えていきましょう
- すべての妊婦に母乳育児の利点とその方法に関する情報提供を行います
- お母さんと赤ちゃんは同室しているため、面会制限をしています
4.出生後は早期にお母さんと赤ちゃんの肌と肌の触れ合いをし、赤ちゃんが欲しい時におっぱいをあげれるようにお手伝いします
- 帝王切開時でも児の状態が安定後、手術台でスキンシップをはかれるようお手伝いしています
5.入院中は母乳が上手く飲ませることができるよう、お母さんと赤ちゃんをお手伝いします
もし赤ちゃんと離れなければならない時は母乳の分泌維持の方法を説明します
- 終日母子同室をすすめ、お母さんと赤ちゃんが一緒にいられるようにしています
- 赤ちゃんが欲しがる時に授乳ができるようお手伝いしています
- お母さんが母乳育児への自信を高めることができるよう、個別的なかかわりを行います
6.赤ちゃんにやさしいケアを行っています
- 医学的に必要がない限り母乳以外の栄養・水分の補足は行いません
- 赤ちゃんの健康状態は基準に沿って把握し必要時 小児科医師と連携しています
- 母乳で育てている赤ちゃんにゴムの乳首とおしゃぶりをあたえません
7.退院後もお母さん、赤ちゃん、家族の皆が安心して母乳育児が続けていけるよう支援しています
- 退院後希望あれば母乳外来を受診できるよう勧めます、また母子の状況により地域センター・母乳育児支援グループを紹介します
- 1ヶ月健診時又はそれ以降も、心配事や困ったことがあればご相談して下さい
- 赤ちゃんがNICU退院時には希望により母乳外来で継続した支援を行います
8.母乳代替品のマーケッティングに関する国際基準(WHOコード)を守ります
- 母乳代替品を宣伝・広告はしません、無料のサンプルを配布しません
- 人工保育を理想化する言葉や絵は利用しません