- ホーム
- 診療科・部門のご案内
- その他部門など
- 医療技術部 臨床工学室
- カテーテル室
医療技術部 臨床工学室
カテーテル室内での仕事
虚血
まず患者様が入室した際にポリグラフを用いバイタル(心電図、心拍数、血圧、動脈血酸素飽和度)を常時、測定し異常が無いかを監視しております。
虚血性心疾患では冠動脈に病変があり心筋に血流が行かず壊死してしまいます。これを防ぎ開通させる為に様々なデバイスを冠動脈に挿入します。
このデバイスの一つに臨床工学技士が操作をする血管内超音波(IVUS)、光干渉断層法(OCT)があります。冠動脈の病変を観察することにより様々な情報を得ることができます。
この得られた情報により安全で確実な治療が進められます。緊急事態の際には常時、スタンバイしてある大動脈内バルーンパンピング(IABP)経皮的心肺補助装置を用い即座に対応しております。
不整脈
不整脈の原因は心筋内の回路を回ってしまうリエントリー、心筋による異常自動能や撃発活動などがあります。
まず電気刺激装置(スティムレータ)を用い不整脈の誘発、診断を行います。確定診断後、3Dマッピングシステム(CARTO3)を用いて心筋内の回っている場所や異常に興奮をしている心筋を見つけ出し焼灼します。
ポリグラフ・・・心電図、心拍数、血圧、動脈血酸素飽和度などをリアルタイムに測定・記録することが可能です。
不整脈の治療の際にはカテーテルを用い心内電位を記録する事も可能です。
RMC5000(日本光電工業株式会社)
“ © 2017 Boston Scientific Corporation. All rights reserved.”
BardラボシステムプラスEPラボラトリーⅡ
(ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社)
BC2100(フクダ電子株式会社)
血管内超音波(IVUS)・・・超音波を用いて血管内の様子を観察することができ血管の大きさ、プラーク量、性質などを知ることができます。
VISICUBE(テルモ株式会社)
光干渉断層法(OCT)・・・近赤外線を用いて血管内の様子を観察することができIVUSの10倍もの解像度があり3D構築も可能となっています。
ILUMIEN™ OCT Imaging System (FD-OCT)
(アボットメディカルジャパン株式会社)
ロータブレーター・・・先端にダイヤモンド粒子をコーティングしたバーを高速回転させ石灰化病変を削り取ります。
“ © 2017 Boston Scientific Corporation. All rights reserved.”
“ © 2017 Boston Scientific Corporation. All rights reserved.”
ロータブレーター
(ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社)
3Dマッピングシステム(CARTO3)・・・3Dマッピングシステムは心腔内に挿入したカテーテルを3次元空間に表示すことが可能で心臓の立体画像を作成する事ができる。
この装置を用いて不整脈の原因となる心筋を見つけ出す事が可能です。
CARTO® 3 システム
(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)
経皮的心肺補助装置・・・下肢の動静脈にカニューレを挿入し静脈から脱血した血液を酸素化及び脱二酸化炭素化する事で全身の循環補助を行います。
JMSミックスフローコンソール
(STOCKERT)
大動脈内バルーンパンピング(IABP)・・・心臓のポンプ機能が著しく低下し薬物でも改善効果が乏しい場合に使用します。
バルーンを胸部下行大動脈に留置し心拍動と同期する事により心臓の負荷を軽減させたり冠動脈の血流を増加させる事ができます。
AutoCAT2 WAVE
(テレフレックスメディカルジャパン株式会社)