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医療技術部 検査室
糖尿病のお話
血液中のブドウ糖をエネルギーとして利用するホルモンがインスリンです。このインスリンの量が不足したり、効きが悪かったりすると、ブドウ糖を上手く利用できず血糖値が高くなります。血糖値が高い状態が続くと全身の血管や神経に障害を及ぼし、様々な合併症を発症します。これが糖尿病です。
異常となる血液・尿検査
血糖、HbA1c、グリコアルブミン、尿糖、ブドウ糖負荷試験など
糖尿病の生理機能検査
神経伝導検査
糖尿病の合併症の1つである末梢神経障害を調べる検査です。
皮膚の上からわずかな電気刺激をして伝わる速さを測ります。
少しビリビリとした刺激や痛みを感じるかもしれませんが、害はないので心配いりません。
ABI(脈派)
動脈硬化の程度や、動脈硬化が原因で下肢の血管が途中で狭くなっていないかを調べる検査です。
ベッドに仰向けになり両手両足の血圧や心電図、心音図を測定します。
頚動脈超音波検査
頚動脈(首の左右両側)に超音波をあてて、動脈硬化のために血管の壁が厚くなっていたり、途中で血管が狭くなって血液の流れが悪くなっていないかを調べます。
ベッドに枕をしないで仰向けになり超音波をあてて検査します。
痛みなど全くなく害はないので心配いりません。
自律神経機能検査
内臓や血管などの働きを調節する自律神経の機能を調べる検査です。
自律神経そのものを直接測ることができないため、血圧、心電図などを測定することにより検査します。
糖尿病教室のご案内
入院および外来患者さんを対象に、毎週火曜日の午後2時半から3時までの30分間「糖尿病の検査のお話」というタイトルで、“ヘモグロビン エーワンシーってなぁ~に、血糖ってなぁ~に”から始まり、種々の検査の目的・意義・検査データの見方などについて説明しています。