診療科・部門のご案内

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医療技術部 検査室

心筋梗塞のお話

血栓などが原因で心臓の栄養血管である冠動脈が細くなり、心臓の筋肉に充分な血液を送ることができずに、心臓の筋肉の一部に傷み(壊死)が生じてしまうことがあります。
重篤な不整脈をおこしたり、心臓のまわりに水が溜まったりして、最悪の場合急死する危険性もあります。

壊死した心臓の画像

急性心筋梗塞の超音波検査

下の写真は、心臓を足元から見上げて心臓を輪切りにした超音波検査の写真です。
矢印で示した所が心筋梗塞のため心臓の筋肉が死んでしまい、ほとんど動かなくなってしまった部分です。

心臓の模式図

超音波検査の画像

心筋梗塞の心電図

正常な場合の心電図は、おおよそ下図のようになっています。
(ただし誘導法によっては異なることもあり、個人差もあります。)

正常な心電図

ところが、心筋梗塞を起こすと心電図も変化します。
たとえば心筋梗塞の中で“下壁梗塞”を起こした場合の心電図を示します。

発症前

このような心電図が…

発症前の心電図

発症直後

こんなに変化します!

発症直後の心電図

回復期

時間が経つとさらに変わります
回復期の心電図

異常となる血液検査

トロポニンI、CRP、CKAST、LDH、BNPなど