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医療技術部 放射線室
CT検査
CT検査とは
CTとは,Computed Tomography(コンピュ-タ断層撮影装置)の略です。この装置は,エックス線を使用して体の輪切りの写真を撮ることができます。頭から足先まで精密な撮影が可能です。
画像の上では,骨や造影剤のようにエックス線が通りにくいところは白く,肺のような空気の多いところは黒く写し出されます。CT検査の大きな特徴としてエックス線写真と違い,いろいろな臓器の重なりが問題になることはありません。また,MRIと比べて検査時間が短いため,外傷など緊急の場合でも素早く検査できる特徴があります。
頭部画像 |
腹部画像(造影剤使用) |
検査実績・取り組み
当院では平成23年3月から診断用として3台のCT装置が稼動しており,年間約32,000件(単純17,000件,造影15,000件)の検査を実施しています。平成30年1月に320列面検出器を搭載したCT装置の導入で、3台すべての装置において放射線被ばくの低減、短い検査時間での撮影が可能となり、患者さんには負担の少ない検査を受けていただくことができます。
また,造影剤による副作用の報告もあることから,血液検査の結果(腎機能)を確認してから検査を行い,安全確保に努めています。造影検査のあとは,造影剤をすみやかに排出するために,十分に水分を摂取してください。
3D画像処理は,腫瘍と血管の位置関係を立体的にとらえることができるため外科的手術に大変有効となっています。当院ではこれらの3D画像の作成にも積極的に取り組んでいます。
頭部血管3D(脳腫瘍) |
腹部血管3D(大腸がん) |
心臓CT3D(バイパス術後) |
単純 | 5分 |
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造影 | 10~15分 |
心臓 | 20分 |
■最新鋭のデュアルエナジーCT検査
感電圧の異なる2種類のX線でCTを撮影する技術で、従来では得られなかった新たな診断情報を取得し、より精度の高い画像診断を提供いたします。
■最新鋭の低被ばくCT検査
人工知能(AI)の一種であるディープラーニングの技術を用いた画像構築を採用することで、従来に比べて画質を担保したまま被ばくを大幅に低減したCT検査が可能です。
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