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医療技術部 放射線室
一般撮影検査
一般撮影とは
胸部レントゲン写真や骨折、腰痛その他の病気を疑われた場合に撮る身体各部の写真のことを言います。
現在、画像データはデジタル化され、サーバーで画像処理・保存・検索が簡単に行えるような画像ネットワークを構築しています。
基本的な検査の流れ
各科より写真を撮りに来られた場合の基本的な検査の流れを説明します。
- 患者案内票を受付に提出していただき、検査内容に応じた撮影室をご案内します。
- 担当技師は、患者ID、氏名、検査部位を確認の上、撮影を行います。
- 撮影終了後、患者案内票を各科診療窓口へ提出して下さい。
なお、十分注意していますが、ご不明な点,質問等があれば、声をお掛け下さい。
乳房撮影検査
乳房撮影装置
女性のエックス線撮影で、重視されてきている検査に乳房撮影検査があります。
その理由は
乳癌は、日本女性が最もかかりやすい癌で、発生率が年々増加しています。しかも乳癌にかかる人の多くは35~64歳の働きざかりの女性に多いのが特徴です。しかし、早期発見、早期治療をすれば、治る癌です。自分自身の健康を守るため、定期的な自己検診と画像診断による健康診断を受けましょう。
自治体で行っているがん検診で「要精検」と通知された方は乳腺外来が行われている日を事前に確認のうえ、御来院ください。
当院では女性スタッフが検査します。
では、実際の検査について簡単に説明します。
乳房エックス線撮影(マンモグラフィ)とは
X線写真と解剖図
乳房内変化を、専用エックス線撮影装置を使って行う検査です。良性の病気やごく小さな癌などを見つけることが可能です。
良い写真を撮るためには、検査を受けられる方に協力して頂きたいことがあります。
- 乳房検査に来られた理由をアンケートに正確に記入してください。
- 乳房内にしこりが疑われた場合、触って確認することがあります。
- 写真を見やすくするために、乳房を均等に圧迫します。
痛みを感じることがありますが、出来るだけ我慢してください。 - 可能ならば、生理が始まっておおむね2日後から1週間の、乳房がやわらかい時期に検査を受けましょう。
- 豊胸手術後やペースメーカーの方は事前にご連絡ください。検査時に乳房を圧迫するので大変危険です。
マンモトーム検査の様子
ステレオ写真
乳房エックス線撮影や超音波検査などで、癌が疑われた場合、細胞や組織を針で吸引したり、皮膚を切開して検査することがあります。
右の写真は、乳房に必要以上の傷をつけずに生検検査を行うことができるマンモトームという装置です。
2003年4月より使用しています。
骨密度測定検査
高齢化の進む中で、骨密度低下による骨折、脊柱変形、疼痛などを呈する骨粗鬆症と言う病気があります。発症する前の予防、診断、治療は健康な生活を送るためにも重要です。
骨粗鬆症の診断や治療、また内分泌治療を行う上でも骨密度の経過観察は大切です。
2種類のエネルギーを持つX線を利用して、高い精度で定量的に診断可能な検査を行っています。検査時間が従来より短く、検査部位は、再現性が良く薬物効果の変化を捉えやすい腰椎正面、骨折リスクの検出に優れている大腿骨近位部、皮質骨の状態がわかる前腕骨を採用しています。
当院では、2023年2月から、骨密度検査において海綿骨構造指標TBSを新たに導入しました。
骨塩定量測定装置
透視・造影検査
一般に胃透視が、よく知られていますが、身体内の目的部位を見易くするために造影剤を使用して撮影、診断する検査方法です。
バリウム等を用いた食道・胃、小腸、大腸の造影検査やヨード系造影剤を使用して行う尿路、胆嚢・胆道系の造影検査な等があります。
その他にも関節腔・脊髄腔等の検査があります。またERCPなど、内視鏡を併用する透視検査も実施しています。
横の写真は、2015年3月に更新した多目的用(Cアーム型)FPD搭載型X線透視装置です。患者さんが横になったままで、多方向の写真が撮れます。
横の写真は、2015年3月に導入したERCP用プロテクターです。検査室内の医療従事者全員の被爆線量を効率よく大幅に低減できます。