病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
- リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 血液培養2セット実施率
- 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
- 転倒・転落発生率
- 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
- 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
- d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
- 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
- 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 1320 | 400 | 513 | 825 | 1181 | 1773 | 2453 | 3960 | 2209 | 348 |
地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院である当院は、県民の安全・安心を支える基幹病院として医療の質の確保と向上に努めており、幅広い年齢層の患者さんの診療を提供しています。
0歳代が多い理由として、総合母子医療センターが設置されており、新生児医療を含め小児救急医療を積極的に取り組んでいることが挙げられます。
また、60歳以上の患者さんが約6割と多くなっています。
0歳代が多い理由として、総合母子医療センターが設置されており、新生児医療を含め小児救急医療を積極的に取り組んでいることが挙げられます。
また、60歳以上の患者さんが約6割と多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
糖尿病・内分泌内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) | 80 | 11.76 | 13.77 | 3.75 | 62.16 | |
| 100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 処置2なし 副傷病なし | 14 | 13.21 | 13.07 | 0.00 | 56.50 | |
| 10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 処置2なし | 11 | 7.36 | 10.46 | 0.00 | 59.09 | |
| 10006xxxxxx1xx | 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) | – | – | 12.60 | – | – | |
| 10008xxxxxx1xx | その他の糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) | – | – | 18.56 | – | – |
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病についての知識・治療法・今後の療養などについて理解していただくための教育入院や、合併症の評価目的で入院される方が最も多いです。
また、当院で手術を希望される患者さんが高血糖の場合に、手術前に血糖をコントロールするために入院されることもよくあります。
患者さんに糖尿病について学んでもらうために主治医や担当スタッフによる個別指導、糖尿病教室による集団指導も行っており、眼科・腎臓内科・脳神経内科など様々な診療科と連携して合併症診療も積極的に行っています。
また、当院で手術を希望される患者さんが高血糖の場合に、手術前に血糖をコントロールするために入院されることもよくあります。
患者さんに糖尿病について学んでもらうために主治医や担当スタッフによる個別指導、糖尿病教室による集団指導も行っており、眼科・腎臓内科・脳神経内科など様々な診療科と連携して合併症診療も積極的に行っています。
血液内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 130030xx99xBxx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし ブレンツキシマブ ベドチン等 | 61 | 12.90 | 12.23 | 0.00 | 68.80 | |
| 130010xx99x9xx | 急性白血病 手術なし ビダーザ+ベネクレクスタあり | 57 | 11.91 | 12.45 | 0.00 | 70.91 | |
| 130060xx99x4xx | 骨髄異形成症候群 手術なし ビダーザ | 33 | 10.73 | 9.72 | 0.00 | 75.73 | |
| 130030xx99x4xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし リツキシマブ | 32 | 6.28 | 8.65 | 0.00 | 72.78 | |
| 130010xx97x9xx | 急性白血病 手術あり ビダーザ+ベネクレクスタあり | 27 | 33.85 | 34.69 | 3.70 | 72.52 |
血液内科では、白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫などの血液がんや、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血などの造血障害といった様々な患者さんの治療を行っています。
上位DPCコード全てが化学療法の入院となります。非ホジキンリンパ腫へのブレンツキシマブ ベドチン、ポラツズマブ ベドチンによる治療が最も多く、次いで急性白血病へのアザシチジン+ベネトクラクスによる治療が多く行われています。
化学療法以外には造血幹細胞移植を積極的に行っており、北陸における造血幹細胞移植拠点病院の1つとなっています。致死的難病を抱える患者さんを救うため、同種移植も積極的に行っており、移植チームスタッフが一丸となってサポートしています。
上位DPCコード全てが化学療法の入院となります。非ホジキンリンパ腫へのブレンツキシマブ ベドチン、ポラツズマブ ベドチンによる治療が最も多く、次いで急性白血病へのアザシチジン+ベネトクラクスによる治療が多く行われています。
化学療法以外には造血幹細胞移植を積極的に行っており、北陸における造血幹細胞移植拠点病院の1つとなっています。致死的難病を抱える患者さんを救うため、同種移植も積極的に行っており、移植チームスタッフが一丸となってサポートしています。
腎臓内科・リウマチ科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070560xxxxx00x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 処置2なし等 副傷病なし | 55 | 11.16 | 14.93 | 1.82 | 63.05 | |
| 110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの等 処置2なし 副傷病なし | 36 | 6.14 | 7.38 | 0.00 | 69.75 | |
| 110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 処置2なし | 34 | 7.94 | 11.35 | 11.76 | 66.15 | |
| 110280xx991xxx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 経皮的腎生検法 | 26 | 4.96 | 6.01 | 0.00 | 62.77 | |
| 110280xx9901xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 人工腎臓 | 15 | 10.67 | 13.75 | 6.67 | 72.20 |
腎臓内科では慢性腎不全、腎機能障害を伴う膠原病、自己免疫疾患の入院が中心となっています。
腎機能低下が進行し末期腎不全となった方に腎代替療法(血液透析・腹膜透析など)の準備・導入を行っています。
腎機能低下が進行し末期腎不全となった方に腎代替療法(血液透析・腹膜透析など)の準備・導入を行っています。
脳神経内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 010060xx99x40x | 脳梗塞 手術なし エダラボン 副傷病なし | 77 | 17.35 | 16.89 | 38.96 | 74.84 | |
| 010060xx99x20x | 脳梗塞 手術なし 脳血管疾患等リハ等 副傷病なし | 32 | 20.25 | 16.94 | 46.88 | 77.38 | |
| 010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 16 | 16.38 | 18.68 | 37.50 | 69.12 | |
| 010230xx99x00x | てんかん 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 16 | 14.75 | 6.89 | 25.00 | 69.94 | |
| 010080xx99x0x1 | 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 処置2なし 年齢15歳以上 | 14 | 12.79 | 15.94 | 0.00 | 36.93 |
脳神経内科では、急性期の脳梗塞による意識障害や麻痺などで救急搬送され、入院される患者さんの割合が高いです。脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善を目的とした治療を他職種で連携して行っており、脳血栓を予防する薬の内服や脳保護薬を点滴し、早期にリハビリを開始しています。発症年齢の平均は70代前後であり、高齢の方に発症しやすい傾向があります。軽症の方は自宅へ退院し、自宅や施設での生活に支障のある方は回復期病院へ転院し、治療・リハビリを継続します。
呼吸器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 経気管肺生検法等 処置2なし等 | 259 | 2.54 | 3.03 | 0.77 | 71.09 | |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし | 109 | 6.10 | 8.16 | 0.92 | 71.08 | |
| 0400802499x0xx | 肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし | 73 | 12.82 | 16.40 | 10.96 | 82.37 | |
| 040040xx99041x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 肺炎等 | 64 | 9.11 | 13.08 | 0.00 | 71.58 | |
| 040110xxxx00xx | 間質性肺炎 処置1なし 処置2なし | 57 | 20.00 | 18.68 | 15.79 | 72.70 |
呼吸器内科では、気管支鏡による検査入院が最も多いです。次いで肺癌など胸部悪性腫瘍への化学療法入院の患者さんが多くなります。
胸部悪性腫瘍の症例が多いですが、肺炎などの呼吸器感染症、間質性肺炎、呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患など様々な疾患の治療を行っています。
また当院呼吸器内科は紹介率が高く、診断困難、難治性あるいは重篤な症例が周辺医療機関より多く紹介されます。地域と密に連携し治療を行っています。
胸部悪性腫瘍の症例が多いですが、肺炎などの呼吸器感染症、間質性肺炎、呼吸不全、慢性閉塞性肺疾患など様々な疾患の治療を行っています。
また当院呼吸器内科は紹介率が高く、診断困難、難治性あるいは重篤な症例が周辺医療機関より多く紹介されます。地域と密に連携し治療を行っています。
呼吸器外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 処置2なし等 | 136 | 9.92 | 9.82 | 0.00 | 70.50 | |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし | 46 | 3.46 | 8.16 | 0.00 | 64.52 | |
| 040200xx99x00x | 気胸 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 38 | 6.92 | 9.28 | 18.42 | 36.76 | |
| 040200xx01x00x | 気胸 胸腔鏡下肺切除術等 処置2なし 副傷病なし | 26 | 12.73 | 9.59 | 0.00 | 39.08 | |
| 040010xx99x30x | 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし | 21 | 4.48 | 8.06 | 0.00 | 68.95 |
呼吸器外科では、主に年間約300件の手術を含む呼吸器外科疾患全般の診断と治療を担当しています。疾患は肺腫瘍、縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患だけでなく気胸などの嚢胞性疾患、感染症、小児呼吸器疾患、胸部外傷などあらゆる胸部疾患を対象としています。呼吸器外科専門医および呼吸器内視鏡専門医、がん治療認定医などの専門医資格を有する医師が診断と治療にあたり、術後の補助化学療法、再発時の化学療法、放射線療法などに対して専門性をもった積極的な治療・検査を行い治療成績の向上に寄与しています。
消化器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術等 | 162 | 5.86 | 7.45 | 0.62 | 73.40 | |
| 060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 副傷病なし | 116 | 9.12 | 8.88 | 1.72 | 77.14 | |
| 060010xx04xxxx | 食道の悪性腫瘍(頸部を含む) 内視鏡的食道粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術等 | 89 | 5.56 | 7.39 | 0.00 | 69.89 | |
| 060035xx03xxxx | 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 59 | 6.10 | 6.39 | 0.00 | 68.17 | |
| 060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 51 | 7.20 | 9.08 | 3.92 | 73.82 |
消化器内科に入院される患者さんに最も多い症例は、胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的治療であり、当院では高度な技術を必要とする内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。従来の内視鏡治療ではうまく切除できなかった難しい癌や、外科手術でしか切除できなかった大きな癌も、ESDで切除できるようになりました。次に多い症例は胆石や胆管炎といった胆道疾患です。胆石で胆管が詰まって炎症を起こすなどが典型的な症例で、胆管をチューブで広げる、胆石を除去する、膿瘍を取り除くなどの治療が内視鏡を用いて、もしくは経皮的に行われます。
消化器外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2なし | 91 | 11.37 | 14.81 | 0.00 | 68.09 | |
| 060040xx0300xx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2なし | 76 | 12.59 | 14.91 | 2.63 | 65.95 | |
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア 15歳以上 鼠径ヘルニア手術等 | 55 | 4.93 | 4.54 | 0.00 | 70.58 | |
| 060020xx02xxxx | 胃の悪性腫瘍 胃切除術等 | 50 | 15.50 | 18.48 | 4.00 | 71.54 | |
| 060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わない等 | 49 | 4.49 | 5.32 | 0.00 | 38.45 |
消化器外科では、患者さんの多くは消化器癌に対する手術治療を目的として入院しています。患者さんの経過の一例として、消化器内科で検査を行った後に入院し、手術を行い、化学療法のために計画的に短期入院を繰り返すというものが挙げられます。高度で専門的な治療を行うため、臓器別にチームを編成しています。共通しているのは内視鏡手術を積極的に取り入れていることです。胃切除および食道手術では腹腔鏡手術および胸腔鏡を積極的に取り入れています。高度進行胃癌に対しては、術前がん化学療法を行うことでがんの縮小をはかり、手術適応の拡大に取り組んでいます。平均在院日数は全国と比べると、胃癌、結腸癌は、日数の短縮が期待出来ます。早期がんに対しては低侵襲手術、機能温存手術、機能再建手術を積極的に行い、進行癌に対しては、外科治療、抗がん剤治療、放射線治療を組み合わせた集学的治療を積極的に行っています。
循環器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術等 処置2なし | 227 | 4.07 | 4.47 | 0.00 | 65.05 | |
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし | 181 | 3.97 | 4.18 | 1.10 | 71.19 | |
| 050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 転院以外 | 83 | 13.88 | 17.33 | 30.12 | 83.24 | |
| 050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 四肢の血管拡張術・血栓除去術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 62 | 6.16 | 5.15 | 6.45 | 74.74 | |
| 050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 57 | 9.91 | 9.59 | 5.26 | 75.44 |
循環器内科では、心房細動などに対するアブレーション治療を多く行っています。次いで虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)に対するステント留置術や冠動脈形成術を実施しており、また、閉塞性動脈硬化症に対するPTA治療も積極的に行っています。心不全治療も多く行っており、高齢化社会の進行に伴い平均年齢が高くなっています。心不全の患者さんには多職種で構成したチームで対応し、心不全地域連携パスを活用して地域との連携をはかっています。
また、心臓血管外科との緊密な連携により、内科と外科両面より治療法を検討することができ、夜間・休日を問わず超急性期の患者さんへの迅速な対応を可能とし、患者さんにとってより安全で有効な治療を行っています。
また、心臓血管外科との緊密な連携により、内科と外科両面より治療法を検討することができ、夜間・休日を問わず超急性期の患者さんへの迅速な対応を可能とし、患者さんにとってより安全で有効な治療を行っています。
心臓血管外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術等 処置2なし | 28 | 8.36 | 10.18 | 7.14 | 72.93 | |
| 050163xx9900xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 手術なし 処置1なし 処置2なし | 24 | 4.42 | 7.58 | 0.00 | 71.96 | |
| 050161xx9900xx | 大動脈解離 手術なし 処置1なし 処置2なし | 12 | 14.67 | 16.32 | 0.00 | 72.83 | |
| 050080xx0100xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む) 弁置換術等 処置1なし 処置2なし | – | – | 17.03 | – | – | |
| 050163xx02x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術 腹部大動脈等 処置2なし | – | – | 15.93 | – | – |
心臓血管外科では、内服・手術・リハビリテーション・生活習慣病改善などを含めた包括的な医療にて、早期離床・早期退院を行い、負担軽減・生活の質の改善に努めています。
非破裂性大動脈瘤に対する手術目的の入院、次いで大動脈瘤や大動脈解離など大動脈疾患の術前検査入院が多くなっております。
循環器内科との緊密な連携により、夜間・救急含めた緊急体制をとり、内科・外科両面より治療法を検討し、患者さんにとって安全で有効な治療を行っています。
非破裂性大動脈瘤に対する手術目的の入院、次いで大動脈瘤や大動脈解離など大動脈疾患の術前検査入院が多くなっております。
循環器内科との緊密な連携により、夜間・救急含めた緊急体制をとり、内科・外科両面より治療法を検討し、患者さんにとって安全で有効な治療を行っています。
小児内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | 175 | 4.85 | 6.22 | 0.57 | 2.07 | |
| 140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 1500g以上2500g未満 手術なし 処置2なし | 83 | 9.58 | 11.83 | 1.20 | 0.00 | |
| 0400801199x0xx | 肺炎等 15歳未満または市中肺炎等 1歳以上15歳未満 手術なし 処置2なし | 78 | 4.71 | 5.61 | 0.00 | 5.21 | |
| 180030xxxxxx0x | その他の感染症(真菌を除く) 副傷病なし | 71 | 3.96 | 8.02 | 0.00 | 2.92 | |
| 140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 2500g以上 手術なし 処置2なし | 62 | 5.32 | 6.11 | 0.00 | 0.00 |
当院は総合母子医療センターを有しており、NICU(新生児集中治療室)・GCU(新生児治療回復室)の設置やバンビカー(新生児搬送用救急車)での新生児搬送などを行っています。
石川県の小児救急医療の中核として24時間患者さんの受け入れが可能であり、新生児医療を含め小児救急医療に積極的に取り組んでいます。
小児内科では、RSウイルス感染症やマイコプラズマ肺炎、百日咳など呼吸器系の疾患で入院される方が多い傾向にあります。
新生児科では、高度な医療を必要とする低出生体重児(出生時体重が2500g未満)の患者さんやそれに伴う障害で入院される方が多いです。
石川県の小児救急医療の中核として24時間患者さんの受け入れが可能であり、新生児医療を含め小児救急医療に積極的に取り組んでいます。
小児内科では、RSウイルス感染症やマイコプラズマ肺炎、百日咳など呼吸器系の疾患で入院される方が多い傾向にあります。
新生児科では、高度な医療を必要とする低出生体重児(出生時体重が2500g未満)の患者さんやそれに伴う障害で入院される方が多いです。
小児外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060160x101xxxx | 鼠径ヘルニア 15歳未満 鼠径ヘルニア手術等 | 54 | 2.98 | 2.73 | 0.00 | 3.85 | |
| 140590xx97xxxx | 停留精巣 手術あり | 29 | 3.00 | 2.96 | 0.00 | 2.69 | |
| 11022xxx01xxxx | 男性生殖器疾患 鼠径ヘルニア手術等 | 10 | 2.90 | 3.53 | 0.00 | 11.30 | |
| 060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わない等 | – | – | 5.32 | – | – | |
| 060150xx99xxxx | 虫垂炎 手術なし | – | – | 8.00 | – | – |
小児外科では、鼠径ヘルニア、停留精巣等による入院が多数を占めています。停留精巣、漏斗胸といった病気を安全・確実に手術をするとともに、小児消化器外科手術では、専門的技量を要する難症例の手術も手がけています。
乳腺外科・内分泌外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 処置1なし | 213 | 8.81 | 9.77 | 0.00 | 58.23 | |
| 090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない) | 93 | 5.08 | 5.50 | 0.00 | 58.89 | |
| 090010xx99x4xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし エンドキサン+エピルビシンあり等 | 58 | 3.22 | 3.64 | 0.00 | 53.31 | |
| 090010xx99x80x | 乳房の悪性腫瘍 手術なし ペルツズマブ等 副傷病なし | 32 | 3.00 | 3.58 | 0.00 | 56.94 | |
| 090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり | 27 | 3.22 | 3.94 | 0.00 | 40.93 |
乳腺疾患は主に乳癌であり年間350症例以上の手術を行っています。保険適応になって以来乳房切除術が増加傾向ですが、可能であれば乳房を温存する手術が多くなっています。リンパ節転移のない症例には郭清を省略するセンチネルリンパ節生検を行い、低侵襲な手術を行っています。術後や再発の治療以外に、手術の前に行う治療も積極的に取り入れており、治療成績と乳房温存率の向上を目指しています。乳癌治療は、手術療法、薬物療法、放射線療法を適宣組み合わせて行う集学的治療が基本であり、それにより飛躍的に治療成績が向上します。乳腺・内分泌外科では、可能な限り美しい乳房をつくることにも力を入れており、各分野の専門家から成るチームと密接に連携して共同で対応しています。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 | 65 | 17.68 | 18.76 | 1.54 | 68.34 | |
| 070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 | 56 | 20.96 | 21.38 | 3.57 | 72.30 | |
| 070343xx97x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 その他手術あり 処置2なし | 42 | 15.45 | 15.41 | 16.67 | 71.90 | |
| 070160xx01xxxx | 上肢末梢神経麻痺 神経剥離術等 | 32 | 2.84 | 4.24 | 0.00 | 68.19 | |
| 160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工関節置換術等 | 29 | 23.07 | 25.29 | 72.41 | 79.76 |
整形外科では、変形性股関節症、変形性膝関節症に対する手術目的の入院が多くなっています。
かかりつけ医との連携を密にし、積極的に紹介・逆紹介を行い、重症疾患や専門性が高い疾患を中心に治療を行っています。
24時間体制で搬送される重症の四肢、骨盤、脊椎外傷の患者さんに対し、最新かつ最善の治療を行っています。
高齢の患者さんが転倒などで大腿骨を骨折した場合、在院日数が比較的長くなることが多く、リハビリ継続の為に転院する方が約72%と高い数字になっています。
その他では脊柱管狭窄症、手根管症候群に対する手術も多く行っています。
かかりつけ医との連携を密にし、積極的に紹介・逆紹介を行い、重症疾患や専門性が高い疾患を中心に治療を行っています。
24時間体制で搬送される重症の四肢、骨盤、脊椎外傷の患者さんに対し、最新かつ最善の治療を行っています。
高齢の患者さんが転倒などで大腿骨を骨折した場合、在院日数が比較的長くなることが多く、リハビリ継続の為に転院する方が約72%と高い数字になっています。
その他では脊柱管狭窄症、手根管症候群に対する手術も多く行っています。
形成外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160200xx030xxx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む) 鼻骨骨折整復固定術等 処置1なし | 29 | 2.97 | 3.31 | 0.00 | 33.03 | |
| 070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く) 手術あり 処置1なし | 22 | 4.64 | 4.65 | 0.00 | 45.64 | |
| 090010xx05xxxx | 乳房の悪性腫瘍 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術 | 21 | 6.33 | 7.26 | 0.00 | 49.52 | |
| 020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 手術あり 処置2なし | 18 | 2.00 | 2.74 | 0.00 | 70.11 | |
| 080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 処置1なし | 10 | 3.90 | 3.77 | 0.00 | 34.60 |
形成外科では、身体に生じた組織の異常や変形・欠損を機能のみならず、形態的にもより正常に、より美しくすることによって患者さんのQOLの向上に貢献しています。
当院では鼻骨骨折などの顔面骨折の治療や、皮膚・皮下組織にできた腫瘍により他施設から診断、手術目的で来られた患者さんの腫瘍摘出手術を多く行っています。
また乳腺・内分泌外科と連携し、乳房手術後の再建手術を数多く行っています。
当院では鼻骨骨折などの顔面骨折の治療や、皮膚・皮下組織にできた腫瘍により他施設から診断、手術目的で来られた患者さんの腫瘍摘出手術を多く行っています。
また乳腺・内分泌外科と連携し、乳房手術後の再建手術を数多く行っています。
脳神経外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし | 50 | 13.60 | 9.83 | 24.00 | 79.46 | |
| 010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 27 | 15.00 | 18.68 | 55.56 | 60.11 | |
| 010040x199x0xx | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10以上 手術なし 処置2なし | 26 | 22.31 | 22.21 | 57.69 | 74.85 | |
| 160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 25 | 12.88 | 7.99 | 48.00 | 61.04 | |
| 010030xx991xxx | 未破裂脳動脈瘤 手術なし 動脈造影カテーテル法(選択的に造影撮影) | 23 | 3.26 | 2.86 | 4.35 | 64.39 |
脳神経外科では救命救急センターと連携し、24時間体制で高度専門治療を行っており、突然発症した脳出血や硬膜下血腫、くも膜下出血、交通事故などによる頭部外傷の患者さんに対応しています。
発症年齢の平均は60代~70代であり、高齢の方に発症しやすい傾向があります。比較的重症の患者さんが多く、急性期治療終了後はリハビリテーション強化のため地域の回復期リハビリテーション病院などと連携し、早期回復につとめています。
発症年齢の平均は60代~70代であり、高齢の方に発症しやすい傾向があります。比較的重症の患者さんが多く、急性期治療終了後はリハビリテーション強化のため地域の回復期リハビリテーション病院などと連携し、早期回復につとめています。
皮膚科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 080010xxxx0xxx | 膿皮症 処置1なし | 26 | 12.46 | 12.98 | 7.69 | 64.50 | |
| 080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 16 | 9.31 | 9.33 | 6.25 | 62.56 | |
| 080190xxxxxxxx | 脱毛症 | – | – | 3.29 | – | – | |
| 080100xxxx0x1x | 薬疹、中毒疹 処置1なし 骨粗鬆症 | – | – | 17.28 | – | – | |
| 080220xx99xxxx | エクリン汗腺の障害、アポクリン汗腺の障害 手術なし | – | – | 3.15 | – | – |
皮膚科では、比較的重症な蜂巣炎(外部から細菌が進入し皮膚の深部まで炎症が広がる病気)などの急性膿皮症や帯状疱疹(水痘・帯状疱疹ウイルスの感染により、小さな水ぶくれが帯状に現れる病気)による入院が多く見られ、主に抗菌薬、抗ウイルス剤の点滴で治療を行います。
泌尿器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検法 その他のもの等 | 196 | 2.16 | 2.45 | 0.00 | 71.67 | |
| 110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 化学療法 副傷病なし | 63 | 7.02 | 8.64 | 0.00 | 69.37 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 62 | 7.23 | 13.66 | 11.29 | 68.76 | |
| 11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 副傷病なし | 51 | 4.49 | 5.16 | 0.00 | 59.88 | |
| 110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 | 47 | 8.87 | 11.11 | 0.00 | 69.70 |
泌尿器科では、前立腺に癌があるかどうかを調べる検査(前立腺生検)入院が最も多いです。次に、膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算が占めており、術中血管等描出撮影は、光線力学診断用剤を用い、がんの削り残しを減らします。また、前立腺癌の手術が多く、前立腺限局癌と診断された場合、ロボット支援下手術が行われています。従来の開腹手術、腹腔鏡手術に比べ、出血、術後尿失禁、勃起機能障害などの合併症の少ない手術が可能で、平均在院日数は、全国平均より2.2日程度短くなっています。
眼科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 | 183 | 3.75 | 4.29 | 0.00 | 75.05 | |
| 020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 61 | 2.26 | 2.49 | 0.00 | 72.36 | |
| 020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 水晶体再建術等 処置2なし | – | – | 5.47 | – | – | |
| 020370xx99x0xx | 視神経の疾患 手術なし 処置2なし | – | – | 10.06 | – | – | |
| 020200xx9700xx | 黄斑、後極変性 手術あり 処置1なし 処置2なし | – | – | 5.58 | – | – |
眼科の入院はほとんどが手術目的となります。特に白内障、難症例白内障も含めて手術治療、後発白内障の手術症例が多く、入院の必要な白内障患者さんの入院順番待ちが短縮できるよう努めています。その他に、糖尿病網膜症や網膜剥離、加齢(近視性・特発性)黄斑変性症、等の硝子体茎顕微鏡下離断術、レーザー治療、及び薬物治療などを各疾患の大きな柱として診療に取り組んでいます。
耳鼻咽喉科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 57 | 5.04 | 5.84 | 0.00 | 53.05 | |
| 030240xx01xx0x | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 門脈塞栓術(開腹によるもの)等 副傷病なし | 39 | 6.62 | 7.65 | 2.56 | 43.23 | |
| 030240xx97xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 その他手術あり | 37 | 7.43 | 8.27 | 0.00 | 28.05 | |
| 100020xx010xxx | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術等 処置1なし | 30 | 7.50 | 7.90 | 0.00 | 53.63 | |
| 030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 29 | 5.83 | 7.35 | 0.00 | 11.21 |
耳鼻咽喉科では、他施設から手術や癌治療などの高度な医療が必要な患者さんの紹介が多く、甲状腺の悪性腫瘍や慢性副鼻腔炎などの手術目的で入院される患者さんが多いです。
救急科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 50 | 3.02 | 7.99 | 8.00 | 45.10 | |
| 161060xx99x0xx | 詳細不明の損傷等 手術なし 処置2なし | 28 | 1.82 | 2.63 | 0.00 | 47.46 | |
| 160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし | 27 | 3.81 | 9.83 | 7.41 | 69.33 | |
| 160400xx99x0xx | 胸郭・横隔膜損傷 手術なし 処置2なし | 20 | 4.70 | 9.39 | 45.00 | 72.15 | |
| 030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 18 | 2.11 | 4.67 | 0.00 | 68.61 |
救急科では、救急隊からの救急要請および他院からの転院搬送に、365日24時間可能な限り応需することを基本姿勢としています。
脳振盪、アナフィラキシーショックなどの患者さんが多く上位を占めており、胸部損傷やめまいによる入院も多くなっています。
当院は石川中央医療圏で唯一の救命救急センターを有しており、能登中部医療圏、能登北部医療圏からの重症患者さんの転院搬送も数多く受けています。
各診療科の強力な協力体制により、重篤な疾患の初期診療を行い必要に応じて専門科へ診療を引継ぐER方式と、多発外傷や多臓器不全などの重症患者は救急科で一貫して集中治療を行う集中治療型の2つの体制をとっています。
脳振盪、アナフィラキシーショックなどの患者さんが多く上位を占めており、胸部損傷やめまいによる入院も多くなっています。
当院は石川中央医療圏で唯一の救命救急センターを有しており、能登中部医療圏、能登北部医療圏からの重症患者さんの転院搬送も数多く受けています。
各診療科の強力な協力体制により、重篤な疾患の初期診療を行い必要に応じて専門科へ診療を引継ぐER方式と、多発外傷や多臓器不全などの重症患者は救急科で一貫して集中治療を行う集中治療型の2つの体制をとっています。
産科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 帝王切開術等 | 89 | 8.49 | 9.40 | 0.00 | 34.73 | |
| 120160xx01xxxx | 妊娠高血圧症候群関連疾患 帝王切開術等 | 46 | 12.28 | 12.73 | 0.00 | 32.70 | |
| 120170x199xxxx | 早産、切迫早産 34週未満 手術なし | 35 | 13.83 | 19.47 | 0.00 | 30.37 | |
| 120170x001xxxx | 早産、切迫早産 34週以上 帝王切開術等 | 30 | 8.17 | 14.10 | 0.00 | 33.60 | |
| 120160xx99xxxx | 妊娠高血圧症候群関連疾患 手術なし | 24 | 9.33 | 7.40 | 12.50 | 31.67 |
当院はMFICU(母胎胎児集中治療室)を有する総合周産期母子医療センターとして、石川県の周産期医療の中核を担っております。
産科では帝王切開による分娩が多く行われています。切迫早産の患者さんも多く、合併症管理を含め妊娠・分娩を一貫してサポートしています。
県内の産科クリニックから緊急母体搬送も数多く受け入れ、妊娠高血圧症候群、分娩停止や遷延分娩等分娩の異常、切迫早産等といった様々な疾患に対応しています。
また赤ちゃんにやさしい病院(BFH)に認定されており、母乳育児を推進しています。
産科では帝王切開による分娩が多く行われています。切迫早産の患者さんも多く、合併症管理を含め妊娠・分娩を一貫してサポートしています。
県内の産科クリニックから緊急母体搬送も数多く受け入れ、妊娠高血圧症候群、分娩停止や遷延分娩等分娩の異常、切迫早産等といった様々な疾患に対応しています。
また赤ちゃんにやさしい病院(BFH)に認定されており、母乳育児を推進しています。
婦人科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12002xxx99x40x | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし | 170 | 3.18 | 4.07 | 0.00 | 60.66 | |
| 120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術等 | 158 | 5.18 | 5.97 | 0.00 | 43.41 | |
| 120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 153 | 5.14 | 5.88 | 0.00 | 44.60 | |
| 12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 処置2なし | 114 | 7.77 | 9.84 | 0.00 | 55.89 | |
| 120010xx99x30x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし等 副傷病なし | 93 | 3.76 | 4.12 | 0.00 | 61.84 |
婦人科では、子宮頸・体部の悪性腫瘍に対する化学療法の入院が多くなっています。
また、卵巣良性腫瘍や子宮良性腫瘍、子宮頸・体部の悪性腫瘍、卵巣悪性腫瘍に対する手術も多く、数多くの患者さんが紹介され治療を行っています。
術後の苦痛が少なく、回復が早い腹腔鏡下手術を積極的に取り入れ、化学療法や放射線療法も行っています。
また2019年よりロボット支援下の子宮体がん手術、子宮全摘術、骨盤臓器脱手術も開始しています。
また、卵巣良性腫瘍や子宮良性腫瘍、子宮頸・体部の悪性腫瘍、卵巣悪性腫瘍に対する手術も多く、数多くの患者さんが紹介され治療を行っています。
術後の苦痛が少なく、回復が早い腹腔鏡下手術を積極的に取り入れ、化学療法や放射線療法も行っています。
また2019年よりロボット支援下の子宮体がん手術、子宮全摘術、骨盤臓器脱手術も開始しています。
総合診療科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 11 | 14.82 | 13.66 | 36.36 | 78.36 | |
| 0400802499x0xx | 肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし | 10 | 14.10 | 16.40 | 30.00 | 84.30 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし | – | – | 20.78 | – | – | |
| 0400802399×000 | 肺炎等 65歳以上75歳未満 手術なし 処置2なし 副傷病なし A-DROP スコア0 | – | – | 10.83 | – | – | |
| 050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 転院以外 | – | – | 17.33 | – | – |
総合診療科では原因不明の発熱、炎症性疾患の方が多く、なかでも腎尿路感染症の方が多くなっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 190 | 16 | 23 | 73 | 41 | 38 | 1 | 8 |
| 大腸癌 | 92 | 44 | 117 | 59 | 54 | 62 | 1 | 8 |
| 乳癌 | 154 | 139 | 42 | 22 | 14 | 38 | 1 | 8 |
| 肺癌 | 153 | 89 | 149 | 244 | 106 | 152 | 1 | 8 |
| 肝癌 | – | 15 | – | 11 | 10 | 22 | 1 | 8 |
当院は消化器内科、消化器外科では胃癌、大腸癌、肝癌の患者さんを、呼吸器内科、呼吸器外科では、肺癌の患者さんを多く診察しています。また、乳腺外科・内分泌外科では乳癌の患者さんを診察しています。特に胃癌や乳癌は早期であるⅠ期の患者さんの割合が高く、これは、癌ができるだけ早期のうちに内視鏡的治療や腹腔鏡下治療といった比較的患者さんへのダメージの少ない治療を行うことによって、患者さんの負担を減らそうという試みが表れているといえます。なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、治療前の検査入院に該当する患者さんが多くなっています。入院中に検査結果(病理診断)が出ていなかったり、遠隔転移の有無の評価を退院後にする方針であったりして、当該入院中の情報だけでは病期分類ができていないことなどが理由として挙げられます。特に肺癌、肝癌の検査入院ではその傾向があります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 32 | 9.00 | 55.09 |
| 中等症 | 140 | 11.51 | 74.31 |
| 重症 | 32 | 13.22 | 80.19 |
| 超重症 | – | – | – |
| 不明 | – | – | – |
成人(15歳以上)肺炎患者さんについて重症度別に、患者数、平均在院日数、平均年齢を集計した表です。
重症度が高いと平均在院日数が長く、平均年齢も高くなっています。
軽症の多くが外来で治療を行いますが、患者さんの既往や背景により、重症化を危惧され入院となる場合もあります。
重症度が高いと平均在院日数が長く、平均年齢も高くなっています。
軽症の多くが外来で治療を行いますが、患者さんの既往や背景により、重症化を危惧され入院となる場合もあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 169 | 20.09 | 75.24 | 43.24 |
| その他 | 16 | 20.69 | 70.56 | 3.78 |
当院は救命救急センターを有しており、24時間体制で高度専門医療を行っており、超急性期治療(血栓溶解療法・血栓回収療法)が可能な病院として救急搬送や他院からの重症患者の転院搬送を多く受け入れています。
脳梗塞を発症してから3日以内の急性期の患者さんが非常に多いです。また、平均年齢は70代であり、高齢の方の発症が多い傾向にあります。平均して約3週間入院し治療を続け、早期からリハビリを行います。退院後は在宅復帰される患者さんが半数程度、継続して治療・リハビリが必要な方は回復期専門の病院へ転院されています。
脳梗塞を発症してから3日以内の急性期の患者さんが非常に多いです。また、平均年齢は70代であり、高齢の方の発症が多い傾向にあります。平均して約3週間入院し治療を続け、早期からリハビリを行います。退院後は在宅復帰される患者さんが半数程度、継続して治療・リハビリが必要な方は回復期専門の病院へ転院されています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
血液内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | 18 | 12.39 | 15.78 | 0.00 | 73.67 | |
| K9212ロ | 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植) 等 | – | – | – | – | – | |
| K6261 | リンパ節摘出術(長径3㎝未満) 等 | – | – | – | – | – | |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | – | – | – | – | – | |
| K154-3 | 定位脳腫瘍生検術 | – | – | – | – | – |
血液内科では、点滴ルート確保や化学療法を目的とした皮下植込型カテーテル設置術が多く行われています。
腎臓内科・リウマチ科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術単純なもの) 等 | 37 | 3.22 | 4.97 | 0.00 | 68.70 | |
| K616-41 | シャントPTA 等 | 12 | 3.92 | 9.50 | 25.00 | 73.00 | |
| K654 | (胃十二指腸)止血術 | – | – | – | – | – | |
| K6233 | 静脈形成術(その他の静脈) | – | – | – | – | – | |
| K606 | 血管露出術 | – | – | – | – | – |
腎臓内科・リウマチ科の入院では、新規血液透析導入に際し、心臓血管外科と連携し内シャント設置術を行っています。慢性期維持透析の患者さんは、基本的に他の透析施設を紹介しています。
呼吸器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除・1肺葉を超える) 等 | 69 | 1.16 | 8.43 | 0.00 | 71.58 | |
| K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 等 | 44 | 1.18 | 8.84 | 2.27 | 68.41 | |
| K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 31 | 1.00 | 6.45 | 0.00 | 70.10 | |
| K5131 | 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除による) 等 | 27 | 6.04 | 6.74 | 0.00 | 38.89 | |
| K5132 | 胸腔鏡下肺切除術(部分切除) | 11 | 1.00 | 6.55 | 0.00 | 62.18 |
呼吸器外科では、主に年間約300件の手術を含む呼吸器外科疾患全般の診断と治療を担当しています。手術の適応については呼吸器内科や放射線診断科、放射線治療科の医師とカンファレンスを行い、協議を行ったのちに決定しています。手術は患者さんの術後の生活の質(QOL)を考慮し、胸腔鏡を使用し創部の小さな手術を行っています。肺腫瘍、縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患だけでなく気胸などの嚢胞性疾患、感染症、小児呼吸器疾患、胸部外傷などあらゆる胸部疾患を対象としています。呼吸器外科専門医および呼吸器内視鏡専門医、がん治療認定医などの専門医資格を有する医師が診断と治療にあたり、術後の補助化学療法、再発時の化学療法、放射線療法などに対して専門性をもった積極的な治療・検査を行い治療成績の向上に寄与しています。高水準の治療、安全で質の高い手術を患者さんに提供しています。
消化器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 等 | 156 | 0.04 | 4.90 | 0.64 | 73.60 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 110 | 1.85 | 8.31 | 7.27 | 74.91 | |
| K526-22 | 内視鏡的食道粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) 等 | 87 | 0.06 | 4.52 | 0.00 | 70.06 | |
| K6871 | 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 等 | 85 | 2.44 | 8.55 | 5.88 | 74.76 | |
| K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 等 | 76 | 0.96 | 4.07 | 0.00 | 68.24 |
消化器内科では、早期胃癌患者に対して行われる手術である内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術の症例数が最も多くなっています。早期がんの内視鏡の主流であり、かつ高度な技術を必要とする内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行い、従来の内視鏡治療ではうまく切除できなかった難しい癌や、外科手術でしか切除できなかった大きな癌もESDで切除できるようになりました。また、胆道疾患や膵臓疾患に対して行われる手術である内視鏡的胆道ステント留置術の症例数も多く、これは様々な病態で狭窄した胆道にチューブを通して拡張し、胆汁の流れを良くする手術です。この手術は、胆石症に対する内視鏡的胆道結石除去術などの他の手術の前段階として行われることも多く、術後日数が長くなる傾向にあります。
消化器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 88 | 1.55 | 10.00 | 0.00 | 68.70 | |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 85 | 1.13 | 3.33 | 0.00 | 63.78 | |
| K740-21 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術) 等 | 62 | 2.52 | 10.95 | 8.06 | 67.85 | |
| K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(膿瘍を伴わない) 等 | 49 | 0.33 | 3.16 | 0.00 | 38.45 | |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 等 | 39 | 0.97 | 2.97 | 0.00 | 67.54 |
患者数はDPC分類に基づき記載されているため部分的数字となります。各領域の専門性を重視し、腹腔鏡下手術を積極的に導入しています。 また、多職種間の連携をとりチーム医療を実践し、個々の患者さんに対して最善の医療を提供しています。消化器外科では、結腸癌などに対する腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術が最も多く、2番目に多い手術は、胆のう炎や胆石症などの胆のう疾患などに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術となっています。急性胆のう炎を起こされた患者さんは、まず、内科的な治療で炎症を改善させて一旦退院し、改めて消化器外科に手術目的に再入院するケースが典型的です。胆のう摘出術は腹腔鏡下で施行されることが多く、手術に対する患者さんの負担を出来るだけ小さくするように努めています。
循環器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5951 | アブレーション(心房中隔穿刺を伴う経皮的カテーテル心筋焼灼術) 等 | 174 | 1.24 | 2.28 | 0.00 | 67.42 | |
| K5493 | その他PCI(経皮的冠動脈ステント留置術) 等 | 92 | 1.08 | 3.20 | 3.26 | 70.61 | |
| K616 | 下肢(PTA) 等 | 74 | 1.18 | 3.95 | 6.76 | 74.43 | |
| K5952 | アブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術) 等 | 59 | 1.31 | 1.85 | 0.00 | 58.24 | |
| K5463 | その他PCI(経皮的冠動脈形成術) 等 | 45 | 1.00 | 3.40 | 0.00 | 72.49 |
循環器内科では、心房細動などに対するアブレーション治療を最も多く行っています。次いで虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)に対するステント留置術や冠動脈形成術を実施しており、また閉塞性動脈硬化症に対するPTA治療も積極的に行っています。
心臓血管外科との緊密な連携により、内科と外科両面より治療法を検討することができ、夜間・休日を問わず超急性期の患者さんへの迅速な対応を可能とし、患者さんにとってより安全で有効な治療を行っています。
心臓血管外科との緊密な連携により、内科と外科両面より治療法を検討することができ、夜間・休日を問わず超急性期の患者さんへの迅速な対応を可能とし、患者さんにとってより安全で有効な治療を行っています。
心臓血管外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 等 | 27 | 1.22 | 6.11 | 3.70 | 71.81 | |
| K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | – | – | – | – | – | |
| K5607 | 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他)) | – | – | – | – | – | |
| K6147 | 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) | – | – | – | – | – | |
| K560-22ニ | オープン型ステントグラフト内挿術(上行・弓部同時、その他) | – | – | – | – | – |
心臓血管外科では、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術を多く行っております。
循環器内科との緊密な連携により、夜間・救急も含めた緊急体制をとっており、内科と外科両面より治療法を検討することで、患者さんにとってより安全で有効な治療の提供に努めています。
循環器内科との緊密な連携により、夜間・救急も含めた緊急体制をとっており、内科と外科両面より治療法を検討することで、患者さんにとってより安全で有効な治療の提供に努めています。
小児内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K300 | 鼓膜切開術 | 13 | 1.00 | 6.31 | 0.00 | 1.00 | |
| K7151 | 腸閉塞症手術(腸重積症整復術)(非観血的) 等 | – | – | – | – | – | |
| K9132 | 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) | – | – | – | – | – | |
| K6335 | 鼠径ヘルニア手術 等 | – | – | – | – | – | |
| K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | – | – | – | – | – |
小児科(新生児科)では、耳鼻咽喉科に依頼し中耳炎に対する鼓膜切開術が行われています。
小児外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(左) 等 | 50 | 1.00 | 1.00 | 0.00 | 4.14 | |
| K836 | 左精巣(睾丸)固定術 等 | 30 | 0.97 | 1.00 | 0.00 | 3.03 | |
| K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(膿瘍を伴わない) | – | – | – | – | – | |
| K8282 | 包茎手術(環状切除術) | – | – | – | – | – | |
| K6333 | ヘルニア手術(臍ヘルニア) | – | – | – | – | – |
小児外科で多い手術は、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術や精巣固定術です。上表にはありませんが、ヒルシュスプリング病や直腸肛門奇形など、消化管の先天奇形や発達障害に起因する様々な難疾患の手術治療は、患児の紹介を受けています。
乳腺外科・内分泌外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 等 | 137 | 1.04 | 6.36 | 0.00 | 58.18 | |
| K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 等 | 93 | 1.00 | 3.08 | 0.00 | 58.89 | |
| K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 等 | 45 | 1.00 | 7.84 | 0.00 | 58.80 | |
| K4741 | 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) 等 | 23 | 1.00 | 1.26 | 0.00 | 40.83 | |
| K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) | 19 | 1.00 | 7.05 | 0.00 | 58.89 |
乳癌においては、乳房再建術の導入により温存術と全摘術の比率は均衡するようになりました。また、乳癌の再発リスクの評価が進み、全摘術を希望される患者さんも増加しています。当院でも同様に乳房温存率は低下してきており、その分、乳房全摘+乳房再建を行うことが増えてきています。乳癌治療は、手術療法、薬物療法、放射線療法を適宣組み合わせて行う集学的治療が基本であり、それにより飛躍的に治療成績が向上します。可能な限り美しい乳房をつくることにも力を入れ各分野の専門家から成るチームと密接に連携して共同で対応しています。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0821 | 人工関節置換術(股) 等 | 127 | 1.28 | 17.10 | 3.94 | 70.48 | |
| K0462 | 骨折観血的手術(前腕) 等 | 66 | 2.74 | 8.20 | 28.79 | 57.14 | |
| K1425 | 椎弓切除術(3椎弓) 等 | 51 | 3.49 | 13.71 | 25.49 | 71.39 | |
| K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 37 | 2.30 | 15.70 | 43.24 | 68.84 | |
| K0483 | 骨内異物(挿入物)除去術(前腕) 等 | 33 | 1.39 | 2.12 | 0.00 | 50.15 |
整形外科では、人工関節置換術(股)が最も多く行われています。次いで骨折観血的手術(前腕)が多くなります。
術後のリハビリ継続の為に専門病院へ転院される方も多く、大腿骨骨折の患者さんの約43%が転院されます。
当院整形外科医は高い専門性を持っており、様々な疾患への対応が可能となっております。
術後のリハビリ継続の為に専門病院へ転院される方も多く、大腿骨骨折の患者さんの約43%が転院されます。
当院整形外科医は高い専門性を持っており、様々な疾患への対応が可能となっております。
形成外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K333 | 鼻骨骨折整復固定術 | 28 | 0.96 | 1.00 | 0.00 | 33.25 | |
| K476-4 | ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(一次二期的再建) 等 | 22 | 1.00 | 4.45 | 0.00 | 49.45 | |
| K2191 | 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等 | 17 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 69.47 | |
| K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 | 14 | 0.93 | 2.71 | 0.00 | 53.79 | |
| K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | – | – | – | – | – |
形成外科では、鼻骨骨折整復固定術が最も多く、続いてゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(一次二期的再建)が多いです。
人工物を使用する乳房再建が保険適応になってからは、再建を希望される患者さんの割合が多くなっています。
人工物を使用する乳房再建が保険適応になってからは、再建を希望される患者さんの割合が多くなっています。
脳神経外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K164-2 | 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 等 | 49 | 0.45 | 13.45 | 28.57 | 79.39 | |
| K1781 | 脳血管内手術(1箇所) 等 | 31 | 0.87 | 28.19 | 32.26 | 65.94 | |
| K178-4 | 経皮的選択的脳血栓回収術 等 | 30 | 0.00 | 18.07 | 73.33 | 75.50 | |
| K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | 15 | 6.20 | 8.60 | 26.67 | 72.40 | |
| K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭・脳内) | 10 | 2.60 | 27.30 | 100.00 | 63.70 |
脳神経外科では救命救急センターと連携し、24時間体制で高度専門治療を行っており、突然発症した脳出血や硬膜下血腫、くも膜下出血、交通事故などによる頭部外傷の患者さんに対応しています。
特に動脈瘤に対しては従来の開頭クリッピング術に加えて脳血管内手術を積極的に取り入れて、症例ごとに動脈瘤の形状、部位などに応じて最適な治療を選択しています。また、急性期の脳梗塞に対して、救急科・脳神経内科と連携して、血栓回収治療を行っています。急性期治療終了後には、地域の回復期リハビリテーション病院等と連携し、早期回復につとめています。
特に動脈瘤に対しては従来の開頭クリッピング術に加えて脳血管内手術を積極的に取り入れて、症例ごとに動脈瘤の形状、部位などに応じて最適な治療を選択しています。また、急性期の脳梗塞に対して、救急科・脳神経内科と連携して、血栓回収治療を行っています。急性期治療終了後には、地域の回復期リハビリテーション病院等と連携し、早期回復につとめています。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術、電解質溶液利用) 等 | 88 | 1.14 | 3.77 | 0.00 | 71.95 | |
| K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 等 | 53 | 1.09 | 2.75 | 0.00 | 60.25 | |
| K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器用) 等 | 46 | 1.43 | 6.33 | 0.00 | 69.54 | |
| K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 38 | 0.34 | 4.97 | 5.26 | 66.47 | |
| K773-51 | 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(支援機器)(病巣7cm以下) 等 | 22 | 1.00 | 5.27 | 0.00 | 66.32 |
泌尿器科では、前立腺限局癌と診断された場合、ロボット支援下手術が行われています。従来の開腹手術、腹腔鏡手術に比して出血、術後尿失禁、勃起機能障害などの合併症の少ない手術が可能となっています。
眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズ挿入)(その他のもの) 等 | 245 | 0.03 | 2.33 | 0.00 | 74.22 | |
| K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) | – | – | – | – | – | |
| K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) | – | – | – | – | – | |
| K2682ロ | 緑内障手術(流出路再建術)(その他のもの) 等 | – | – | – | – | – | |
| K2821イ | 水晶体再建術(眼内レンズ挿入)(逢着レンズを挿入するもの) | – | – | – | – | – |
眼科の入院はほとんどが手術目的となります。特に白内障手術は症例が多く、難症例白内障も含め手術治療、後発白内障のレーザー治療を積極的に行っています。緑内障においては薬物治療(点眼)をはじめ、薬物治療に抵抗性の緑内障に対する手術、レーザー治療を積極的に行っています。入院の必要な白内障患者さんの入院順番待ちが短縮できるよう努めています。
耳鼻咽喉科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出)(左) 等 | 59 | 1.00 | 5.10 | 0.00 | 22.24 | |
| K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ(選択的複数洞)副鼻腔手術)右 等 | 54 | 1.02 | 3.00 | 0.00 | 51.89 | |
| K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | 34 | 0.29 | 3.91 | 0.00 | 39.50 | |
| K4631 | 【悪性】甲状腺腫瘍切除術(外側区域郭清なし) 等 | 16 | 1.00 | 4.81 | 0.00 | 55.50 | |
| K4611 | 【良性】甲状腺右葉切除術 等 | 14 | 1.00 | 4.29 | 0.00 | 57.07 |
耳鼻咽喉科では、アデノイド(咽頭扁桃)肥大や扁桃炎に対し、全身麻酔下で電気メスなどを用いて口蓋扁桃を摘出する口蓋扁桃摘出術が多く行われています。また、慢性副鼻腔炎の患者さんに対して全身麻酔下で内視鏡を用いて鼻の穴からポリープや粘膜を切除する内視鏡下鼻・副鼻腔手術も多く行われています。
救急科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6151 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 等 | 12 | 0.00 | 9.25 | 41.67 | 74.75 | |
| K386 | 気管切開術 | – | – | – | – | – | |
| K046-3 | 一時的創外固定骨折治療術 | – | – | – | – | – | |
| K1423 | 脊椎固定術(後方椎体固定)(3椎間以上) | – | – | – | – | – | |
| K639 | 急性汎発性腹膜炎手術 | – | – | – | – | – |
救急外傷などに対する血管塞栓術を行っています。
産科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8982 | 選択帝王切開術(複雑な場合) 等 | 138 | 3.27 | 5.82 | 0.00 | 34.28 | |
| K8981 | 緊急帝王切開術(複雑な場合) 等 | 94 | 4.71 | 6.15 | 0.00 | 33.09 | |
| K9091イ | 流産手術(11週まで)手動真空吸引法によるもの 等 | – | – | – | – | – | |
| K9061 | 子宮頸管縫縮術(マクドナルド法) | – | – | – | – | – | |
| K6154 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) | – | – | – | – | – |
産科では、帝王切開術による分娩が多く行われています。緊急帝王切開術も数多く、いかなる場合にも対応できるよう万全の体制をとっています。
紹介患者が多くハイリスク妊婦も数多く受け入れています。
紹介患者が多くハイリスク妊婦も数多く受け入れています。
婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,腹腔鏡) 等 | 205 | 1.08 | 3.26 | 0.00 | 43.18 | |
| K877-2 | 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 等 | 169 | 1.09 | 3.42 | 0.00 | 48.07 | |
| K867 | 子宮頚部切除術 | 77 | 0.00 | 1.01 | 0.00 | 41.32 | |
| K879-2 | 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに限る) 等 | 58 | 1.17 | 3.98 | 0.00 | 56.48 | |
| K877 | 子宮全摘術 | 43 | 1.35 | 5.65 | 0.00 | 50.07 |
婦人科では、腹腔鏡下による子宮附属器腫瘍摘出術が最も多く、次いで腹腔鏡下膣式子宮全摘術が多くなっています。
良性、悪性を問わず腹腔鏡下手術を積極的に取り入れており、2019年よりロボット支援下子宮悪性腫瘍手術にも取り組んでいます。
また紹介患者も数多く受け入れています。
良性、悪性を問わず腹腔鏡下手術を積極的に取り入れており、2019年よりロボット支援下子宮悪性腫瘍手術にも取り組んでいます。
また紹介患者も数多く受け入れています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 23 | 0.15 |
| 異なる | 14 | 0.09 | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 74 | 0.49 |
| 異なる | – | – |
敗血症とは、感染に対する異常な宿主生体反応によって起こる生命を脅かすような臓器障害のある状態をいいます。この疾患は基礎となる疾患を有することが一般的であり、DPC傷病名を基礎疾患とすべきか、敗血症とすべきかの判断が必要です。当院においては、実際の治療内容にて判断しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 2517 | 2473 | 98.25% |
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
| 血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
|---|---|---|
| 3757 | 2153 | 57.31% |
血液培養は、血液中に存在する菌を検出することで、感染症の有無や原因菌を特定し、適切な治療を行うために実施します。
血液採取時、皮膚の常在菌が混入する可能性があることから、検査の精度を上げるために、血液培養は2セット採取することが勧められています。
当院では、小児や新生児に対しては、採血に係る身体的な負担を考慮し1セット採取としているため、2セット実施率が低くなっています。
血液採取時、皮膚の常在菌が混入する可能性があることから、検査の精度を上げるために、血液培養は2セット採取することが勧められています。
当院では、小児や新生児に対しては、採血に係る身体的な負担を考慮し1セット採取としているため、2セット実施率が低くなっています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
| 広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 979 | 828 | 84.58% |
広域スペクトルの抗菌薬は、広範囲の細菌への効果が期待できる反面、不適切な使用をすると薬剤耐性菌(抗菌薬が効かなくなっている細菌)が増加するリスクがあります。広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率は、広域スペクトル抗菌薬が適正に使用されている指標とされています。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
|---|---|---|
| 142602 | 168 | 1.18‰ |
転倒・転落発生率は、退院患者に発生した転倒・転落件数を、退院患者の在院日数の総和で除した数に1000を乗じて求めた値(パーミル)です。入院時にリスク評価を行い、看護計画を立案して対策を講じています。また、衝撃マットや保護帽の利用など、損傷の軽減に努めています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
|---|---|---|
| 142602 | 12 | 0.08‰ |
インシデント影響度分類レベル3bとは、濃厚な処置や治療を要する怪我です。レベル3b以上の発生件数を分子とし、転倒・転落発生率と同様の計算方法で求めています。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
| 全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
|---|---|---|
| 3703 | 3665 | 98.97% |
全身麻酔による手術のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与された手術件数の割合です。手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されます。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
|---|---|---|
| 139958 | 63 | 0.05% |
褥瘡は、患者のQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。当院では褥瘡ケアチームを編成し、褥瘡の予防や、褥瘡ができた場合には早く治るように適切な処置を行い、悪化や再発がないように取り組んでいます。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
| 65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
|---|---|---|
| 7646 | 4356 | 56.97% |
早期に栄養リスクを評価し、適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後の改善が期待されています。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
| 退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
|---|---|---|
| 142602 | 4460 | 3.13% |
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害が生じる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでのやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、最小限となるよう努めています。
更新履歴
予防ガイドラインに則り、発症のリスクレベルが「中」以上の手術をされた患者さんに対する、弾性ストッキングや間歇的空気圧迫装置を利用した予防対策実施率を示します。