当院の紹介

当院の紹介

病院概要

病院長あいさつ


石川県立中央病院長
岡田 俊英

 平成30年4月に院長に着任してから4年が経過いたしました。日頃より当院の活動にご理解とご支援をいただき、改めて感謝申し上げます。
 さて、当院は昭和23年に金沢市彦三で「石川県立病院」として開設されて以来、やがて75年となります。これまで多くの県民の皆様のご支援のもと、県民が必要とする高度急性期医療を24時間365日提供すべく職員一同診療に従事して参りました。令和2年3月の新型コロナウイルス感染症流行に際しては、当院は同疾患の治療に関する基幹病院として、重症・救急患者様、手術や透析等の特殊な治療を必要とする患者様、小児科や産科の患者様を中心に入院治療を行うとともに、患者様の重症度をチェックするメディカルチェックセンターの運営、院外への感染症専門家の派遣、ワクチン接種や療養ホテルへの職員派遣など積極的に対応いたしました。
 そうした影響から、感染拡大当初は一般診療において県民の皆様にご迷惑をお掛けしました。一方で、皆様のご理解とご協力を頂き、ドクターヘリ基幹病院としての救命救急センターや総合母子医療センター本来当院が持つ県内唯一無二の機能は守り抜くことができました。
 新型コロナウイルス感染症は未だ流行期にありますが、この2年間で培ったスキルや経験等により、現状では一般診療にも、ほぼ負担をかけることなく新型コロナウイルス感染症に対応できる体制が整いつつあります。当院の一番苦しい時期に、県民の皆様からは、多くの激励のお言葉や、手袋・マスクなどのPPE(個人用防護具)のご寄付等を頂きました。物・心両面で当院を支えて頂きました県民の皆様に対し、この場をお借りして改めて厚く御礼申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症は当院並びに我々職員に、改めて石川県立中央病院の在り方を問う機会となりました。当院が、新型コロナウイルス感染症への対応はもちろん、新型コロナウイルス感染症の蔓延時期であっても県民が必要とする高度急性期医療を提供し得る『石川県最後の砦』であり続けるために、職員一同、職責を自覚し、今まで以上に自己研鑽に励み、互いに切磋琢磨しながら職務を全うしたいと考えておりますので、引き続き、ご理解を頂きますようお願い申し上げます。

  令和4年4月