初期臨床研修

産科・婦人科

不思議な命の起源からおごそかな終焉まで。

先進的技術と多くの症例からあらゆる状況に対処し得る経験を獲得。

指導医からのメッセージ


総合母子医療センター
副センター長
佐々木 博正

 当院はNICU,MFICU(maternal fetal ICU)を持つ総合周産期センターを併設した石川県の周産期医療の基幹病院です。
 最近の研究では、成人期の生活習慣病の病態は胎児期にすでに始まっているとの研究成績が蓄積されてきています。すなわち、産科は全ての科に関連するのです。 産婦人科は、「ゆりかごから墓場まで」を超え、「命を得る前から人生の幕を閉じるまで」女性の全生涯を通じてライフスタイルを支援する総合女性診療科です。生命誕生のミラクルからがん診療、終末期緩和ケアまで幅広い産婦人科診療連携の魅力を体験してください。

科の特徴と研修内容

 現在、11名のスタッフです。
 周産期部門では、年間100件以上の母体搬送を受け入れ総合母子医療センターとして小児科(新生児科)、小児外科との連携の下、ハイリスク妊娠・分娩に対応しています。
 研修期間中に、正常分娩での母児の感動の瞬間とともにハイリスク妊娠・分娩を克服する醍醐味を体験していただきます。
 婦人科疾患では、手術治療を中心に地域がん診療連携拠点病院として集学的な悪性腫瘍治療を行っています。革新的な内視鏡手術を積極的に取り入れ、子宮、卵巣の良性疾患の8割以上が内視鏡下に行われています。また、先進的な腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術を実施している医療機関です。
 研修では、婦人科内視鏡手術(挙児希望の機能温存手術も多い)、帝王切開術の助手を経験していただきます。また婦人科悪性手術の治療に参加していただきます。
 生殖医療部門では、一般不妊治療からART(体外受精、顕微受精、凍結胚移植など)まで不妊治療全般を手がけています。腹腔鏡下の子宮筋腫核出術、子宮内膜症手術など不妊要因に対する対応を含めてトータルの不妊治療を目指しています。
 研修では、不妊検査・治療を理解し計画に参加することと、体外受精の採卵、胚移植に参加していただきます。
 後期研修では日本産科婦人科学会専門医、日本周産期・新生児学会専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本婦人科腫瘍学会認定医取得に向けた研修が可能です。

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