初期臨床研修

脳神経内科

山口先生
科長 山口 和由

本音で語る脳神経内科

当科では、対医師または患者・家族に対しても率直に意見交換しあうことをモットーとしております。

指導医からのメッセージ

実際の患者を経験するという研修の原点において、中央病院は質・量ともども非常に恵まれた環境にありますので、充実した初期研修を受けられることを保証します。
神経内科は内科の一部門であり、内科医を目指す医師にとっては、ある程度の知識を身につけておくのは必須ですが、残念ながらそうでない方が少々見受けられます。細分化された医療体制の弊害と思われ、その反省を踏まえて創設された研修医制度でありますので、特に将来神経領域に進まない方にこそ是非一度研修を受けるようお願いしたいものであります。

科の特徴

近隣の脳血管障害急性期をはじめ、県内全域から、脳・脊髄炎、ギランバレー症候群などの急性疾患はもちろん、パーキンソン病などの神経変性疾患や認知症などの慢性疾患もコンスタントに来られます。検査でわからない病気もありますので、患者の話を聞き、診察することから診断を考え、検査で検証し、それを踏まえて治療に入るという、極めて古典的な診療の流れを実践している科です。内視鏡やカテーテルなどの手技を会得するものはありませので、技術的なスキルを身につけたい、体を動かして患者を治したいといった方には不向きかもしれませんが、知識や頭脳を巡らせて患者の「病気」を推理する探偵であったり、その病気を持った「ヒト」を観察する生物学者であったり、そのヒトがおかれた「背景や社会状況」を考える社会学者であったり、とにかく、患者さんを通していろいろな社会勉強が出来る科が神経内科です。

研修内容

研修常勤医2名、毎朝のカンファレンス、週2回の科長回診があり、情報共有、診断・治療方針などのディスカッションを行います。具体的に可能となることは、以下の通りです。

  1. 神経学的診察
  2. 手技:末梢神経伝導検査、筋電図、髄液採取
  3. 小手術:筋生検、神経生検
  4. 特殊薬の使用:脳梗塞超急性期におけるアルテプラーゼ
  5. 他は、一般内科的な全身管理やcommon diseaseへの対処です。

でも、
一番の目標は、神経内科学の面白み、奥深さを感じ取ってもらうこと!!
物静かな科、メンバーと思われがちな神経内科ですが、県立中央病院神経内科は違います。
肌で感じてください。お待ちしております(笑)。

スケジュール

 
AM 8:00~
カンファレンス
同左 同左 同左 同左
PM     15:30
科長回診
17:00
リハビリテーション
カンファレンス
15:30
科長回診

 

ページトップページの先頭へ戻る