石川県立中央病院は、県内全域を診療圏とした三次医療を担う基幹病院です。一般の医療機関では対応が困難な高度専門医療を提供するとともに、政策医療を担当し、地域の医療機関との連携を大切にしている病院です。特に、救急医療、周産期医療、がん医療を重点医療として、5つのセンターを設置し専門スタッフによるチーム診療体制の強化を図っています。また、24時間患者の受け入れを行い「断らない医療」をモットーにしています。そして、当院は県内唯一の基幹災害拠点病院であります。また、平成30年1月に新病院を開院すると同時に第1種指定感染症医療機関としての指定を受けております。
このような病院の特徴を踏まえ、看護部は、病院の理念に基づきチーム医療を推進し、看護活動を通して地域に貢献できるように取り組んでおります。また、看護職員は、患者さん一人ひとりに寄り添うことを心掛け日々の看護を実践しております。
看護職員の教育体制としては、看護部管理室に専従の新人教育担当者を配置し、クリニカルラダーの段階に応じた研修などを企画し実施しております。他、現任教育として、認定看護師や専門看護師等が企画する実践的な研修や、看護職員が自身の時間で学習ができるようにe-ラーニング教材の導入を行うなど、看護職員が、個々の成長段階に応じたキャリア開発ができるように、さまざまな学習の機会を提供しております。
勤務形態は3交代と変則2交代を取り入れております。働きながら修学を希望する職員や、介護が必要な家族がいる職員、子育て期の職員には、職員の背景や実情に合わせた勤務形態を選択することができます。また、子育て期の看護職員は、勤務形態の選択ができる他、職員用院内保育所(夜間保育あり)や病児保育施設が利用できます。
看護部として、当院で働く看護職員の皆が、生き生きとやりがいを持ち、看護職としてのキャリアを積み、輝いて仕事ができるような人創り・組織作りを目指していきたいと考えております。そして、来院された患者さんや、その御家族の方が「安心・満足・信頼」できる病院となるように努力して参ります。
石川県立中央病院
看護部長
江藤 真由美