初期臨床研修

腎臓内科・膠原病内科・リウマチ科

ここ金沢の地で腎疾患、血液浄化療法、リウマチ、膠原病を高いレベルで学べます。

指導医からのメッセージ

中島昭勝科長
科長 中島 昭勝

 当院は名前の通り、県下の医療の中心的な役割を担っています。能登、金沢市内 、近隣の市町村などから多くの紹介患者があります。当科は、その中で腎炎、ネフローゼ、腎不全、リウマチ・膠原病のフレッシュな患者を担当しています。そのような患者を指導医と一緒に担当することで、CKD、糖尿病性腎症、電解質異常などの一般的な知識を習得し、また他の施設ではあまり経験することが出来ない活動性のSLE、膠原病の難治例、血管炎、不明熱等々の疾患を受け持つことで内科診断の基本的な思考が身につきます。また、週1回の患者カンファランスで症例ごとに理解を深めています。以上のような経験は今後、どのような科に進まれても有用なものと思います。

科の特徴

 前に述べたように、腎疾患、リウマチ、膠原病を担当しています。腎臓内科・リウマチ科の外来について紹介させていただきます。ほぼ全体で640名の患者さんを担当しています。主なところで腎疾患に関して、慢性糸球体腎炎53例(うちIgA腎症40例)、膜性腎症11例、ネフローゼ症候群18例、慢性腎不全(保存期)90例、リウマチ・膠原病に関しては関節リウマチ290例、全身性エリテマトーデス62例、顕微鏡的血管炎12例、強皮症14例と多くの症例を外来治療しています。また、関節リウマチ患者に対しては生物学的製剤を59例に対して使用しています。血液透析に関しては、透析療法部の透析ベッドは25床で維持透析患者の透析にあたっています。当院での新規の透析導入患者は年間40例程度でCKDにおいても地域の中核的な病院となっています。集中治療室においても、CHDF、血漿交換可能な装置を3台保有し、年間400件を超す急性血液浄化療法を行なっています。日本透析医学会、日本腎臓学会、日本リウマチ学会ともに教育認定施設となっています。

研修内容

 当科の日常診療で透析患者のシャント穿刺を経験することができます。また、緊急透析時のブラッドアクセスを大腿静脈、内頚静脈に留置する手技を学ぶ事が出来ます。また、腎生検施行例も多く、腎生検の手技も学ぶことが出来ます。腎臓内科専門医・指導医、リウマチ専門医・指導医が指導を担当しています。また、週1回の症例検討会・勉強会などをおこなっています。

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