9つの特徴

はじめに

藤井先生
プログラム責任者 藤井 博

 充実した臨床研修を行うためには、下記項目が必要不可欠です。

  1. 症例が豊富にある。
  2. 優秀な指導医がそろっている。
  3. 効率的に知識や技能を習得できる研修カリキュラムが作成されている。

 これらを完備した上で、更により良い初期研修を実現するには個々の希望に沿った自由度の高いプログラムの設定と、状況の変化に伴い、定期的なプログラムの見直しが必要と考えます。

 石川県立中央病院にはこれら全てが設けられています。医師としての第一歩を是非当院で始めてください。

北陸の基幹病院充実した高度医療・救急医療幅広い患者層手厚い指導体制効率的な知識・技術の取得多彩な研修プログラム選択に富む地域医療実習多くの仲間達夢を叶える

北陸の基幹病院

石川県立中央病院当院は石川県内は勿論、近隣県からも多数の患者を集める地域基幹病院です。北陸有数の入退院数、県下随一の救急搬送患者受入数、他医療機関からの搬送患者、紹介患者も多く救急医療、高度先端医療を通して地域医療に貢献する病院です。

充実した高度医療・救急病院

当院は下記5つの診療センターをもち、重症患者を24時間受け入れて高度医療を提供する体制を整えています。

  • 周術期・集中治療センター
  • 総合母子医療センターがん診療連携拠点病院指定書
  • がん医療センター(がん拠点病院)
  • 血管病センター
  • 救命救急センター

また本院は地域拠点病院として下記の機能も併せ持ちます。

  • 災害拠点病院(基幹災害医療センター)
  • 地域医療支援病院
  • へき地医療拠点病院
  • エイズ北陸ブロック拠点病院
  • 地域がん診療連携拠点病院

幅広い患者層

ドクターカー当院は救急搬送患者、紹介患者のみならず、多くのwalk in患者も受け入れています。初期研修期間中に重症救急患者様に対する一次医療を学ぶことも重要ですが、common diseaseに対する診察、系統だった診断、EBMに乗っとった治療を学ぶこともとても重要です。

手厚い指導体制

カンファレンス当院は種々学会より認定教育機関として認められており、豊富な症例数を背景に高度なチーム医療を展開しております。多くの先生方が、学会指導医、専門医の資格を取得されており、日常診療に最先端の医療を取り入れています。各診療科毎の定期的なカンファランス、ラウンドは若い研修医の皆様にも非常に刺激になることと思います。

特に内科での指導体制は1対1の所謂オーベン・ネーベン制を採用し、日々の診療業務は勿論、学会発表や論文執筆の指導、その他の種々の問題や相談に対応して頂いております。

効率的な知識・技術の取得

効率的な知識・技術の取得当院では現在の研修制度が始まるずっと以前より、多くの研修医、自治医科大学の卒業生を受け入れてきた実績があります。救命救急センターを中心とした救命蘇生技術の取得、手術部での麻酔や外科的な手術技術の取得、内視鏡部や血管造影室での消化器・呼吸器・循環器的な知識・技術や、ICU、HCU、ECU病棟での集中医療に対する知識・技術の取得、NICUを含め母子医療センターでの小児科・婦人科等の対応等々、初期研修医の方々が望む医療技術取得には全く支障はありません。現場での研修の他に、多くの専門家による実践的な独自の系統だった講義プログラムや、高名な院外講師をお招きしての講演もあります。

多彩な研修プログラム

多彩な研修プログラム当院は37診療科を有し、150名を超える医師(初期研修医除く)が在籍しております。必須診療科は勿論、minor診療科での研修も多岐にわたる選択が可能です。

また実際に研修を始めてみると、印象的な患者様との出会いや、様々な先生方との診療を積み上げてゆく中で、研修当初とは異なった希望が生じることは珍しいことではありません。当院では個々の研修医の先生方と担当部署間で随時プログラムの見直しを図り、より充実したプログラムの作成に取り組みます。

選択に富む地域医療・他院での研修

石川県立高松病院奥能登や白山麓の病院での地域医療研修、県立高松病院での精神科研修、金沢大学附属病院、金沢医科大学病院での研修等々、他の医療機関での研修も初期研修プログラムに入れることが可能です。

多くの仲間達

多くの仲間達当院には初期研修医、専攻医、後期研修医(卒後3〜5年目)を併せると常時30名以上の研修医が在籍しています。上級医には相談しにくいことや仕事以外のことも“お兄さん”“お姉さん”には相談し易いことも多いようです。宴会や小旅行を通じ、当院で研修した仲間達は生涯を通しての友と成り得るでしょう。

夢を叶える

夢を叶える6年間の大学生活を終え、漸く医師としての第一歩を踏み出す皆様の胸の奥には様々な期待と不安が入り混じっていることと思います。初期研修期間中に皆様が行わねばならない最も重要なことの一つが、「自分の進む道を決定する」ということです。

現研修医制度以前は、卒業と同時に専門分野の選択を強いられることもあり、学生時代のイメージと実際の現場のギャップに悩む場合もあった様です。現制度移行後は医師となり、種々の診療科での研修を経た上で自身の専門領域を決定することが可能となりました。当院での多くの患者さんとの出会いや指導医との熱い議論を通して必ずや皆様が自分の道を見出し、大きな夢を描けるようスタッフ一同お手伝いをさせて頂きたいと考えています。

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