概要
石川県立中央病院は、北陸の基幹病院の一つとして、ほぼ全ての診療科を有し、豊富な症例を経験できる環境を提供しています。新病院の機能的な施設と医療と文化が調和する金沢の恵まれた生活環境の中で、充実した研修を行うことが可能です。
本プログラムでは、厚生労働省が定める必修分野(内科・救急・地域医療・外科・小児科・産婦人科・精神科)の履修を最小限に抑え、約10ヶ月の選択期間を設けることで、研修医の将来のキャリアに応じた自由度の高い研修が可能となります。もちろん選択期間で必修分野をさらに学ぶこともできます。
- ほぼ全ての診療科が研修対象(精神科は連携病院で対応)
- 630床の三次救急医療機関で、豊富な症例を経験
- 1週間単位で診療科を選択・変更可能
- 大規模病院のメリットを活かしつつ、市中病院のように手技を数多く経験できる
自由にカスタマイズできるプログラム
本プログラムでは、決まったコースはなく、研修医自身が自由に研修プランを構築できます。
例えば、以下のような選択が可能です:
- 幅広く経験したい場合(スーパーローテート型)
- 形成外科・小児外科・放射線科・脳神経外科・泌尿器科など、多領域をローテートし、幅広い視点を養う
- 専門領域を深めたい場合(専門研修型)
- 1つまたは複数の診療科を集中的に研修し、特定分野の専門性を高める
また、大学病院や他の市中病院での研修も選択可能であり、より実践的な経験を積むことができます。
救急研修
救急研修は1年次・2年次の両方で実施され、段階的にスキルを習得できる「屋根瓦方式」を採用しています。
- 1年目4月~5月:救急医指導のもと2年次研修医とペアを組み、救急診療の基本を習得
- 1年目5月以降:月2~4回の救急当直でWalk-in患者の初期診療及び救急車を担当し、内科・外科問わず幅広いプライマリ・ケアを実践
- 日勤・夜勤明け:上級医によるフィードバックで振り返り
- ドクターヘリ・ドクターカー:講習を受講すれば、搭乗研修の機会あり
地域医療研修
地域医療研修では、「へき地医療研修」として、能登北部地区及び白山ろくの公立病院、または保健所で研修を行います。
- 公立つるぎ病院
- 珠洲市総合病院
- 市立輪島病院
- 公立穴水総合病院
- 公立宇出津総合病院
- 町立富来病院(令和7年度~)
選択研修
選択必修科目(精神)や選択科目で下記の病院・施設でも研修を行うことができます。
- 石川県立こころの病院(精神科)
- 石川県赤十字血液センター(保健・医療行政)
- 石川中央保健福祉センター(保健・医療行政)
- 金沢大学附属病院(精神科、選択科目)
- 金沢医科大学病院(選択科目)
- 金沢医療センター(選択科目)
- 恵寿総合病院(選択科目)
- 加賀市医療センター(選択科目)
このプログラムの魅力
- 10ヶ月の選択期間で、自由に研修をカスタマイズ可能
- 内科7分野を含め、ほぼ全ての診療科を研修できる
- 救急研修は1年次から段階的にスキルを習得できる屋根瓦方式
- 手厚い指導体制と豊富な症例で実践力を高められる
病院見学・実習の受け入れを随時実施中です!