平成30年度 石川県立中央病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 1349 379 486 873 1359 1545 2953 3860 1747 264
地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院である当院は、県民の安全・安心を支える基幹病院として医療の質の確保と向上に努めており、幅広い年齢層の患者さんの診療を提供しています。
０歳代が多い理由として、総合母子医療センターが設置されており、新生児医療を含め小児救急医療を積極的に取り組んでいることが挙げられます。
患者数は、２０～４０歳代は、産婦人科が３５％と多く、５０～８０歳代は、消化器内科１９％、循環器内科１１％、消化器外科９％の順となっています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）　手術なし　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 なし　85歳未満 79 12.54 13.9 1.27 61.41
100070xx99x110 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）　手術なし　手術・処置等２ １あり　定義副傷病 あり　85歳未満 21 12.33 15.51 0 62
100070xx99x000 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし　85歳未満 16 10.75 11.05 0 59.31
100070xx99x010 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 あり　85歳未満 10 9.7 12.36 0 57.7
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　定義副傷病 なし - - 6.35 - -
糖尿病・内分泌内科では、糖尿病についての知識・治療法・今後の療養などについて理解していただくための教育入院や、合併症の評価目的で入院される方が最も多いです。また、当院で手術を希望される患者さんが高血糖の場合に、手術前に血糖をコントロールするために入院されることもあります。患者さんに糖尿病について学んでもらうために主治医や担当スタッフによる個別指導、糖尿病教室による集団指導も行っており、眼科・腎臓内科・神経内科など様々な診療科と連携して合併症診療も積極的に行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 180 16.5 16.17 0.56 69.13
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群　手術なし　手術・処置等２ ４あり 76 9.2 10.62 0 65.96
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫　手術あり　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 47 27.19 32.36 2.13 72.09
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群　手術あり　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 37 38.3 21.33 0 73.14
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫　手術なし　手術・処置等２ ５あり　定義副傷病 なし 32 16.88 13.75 0 74.13
血液内科では、悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群など様々な血液疾患の治療を行っています。
上位ＤＰＣコード全てが、化学療法目的の入院となります。非ホジキンリンパ腫が最も多く、特にリツキシマブによる治療が多くなっています。またオビヌツズマブを併用してベンダムスチン塩酸塩を投与するＧＢ療法も増えています。骨髄異形成症候群へのアザシチジンによる治療も多く行われております。平均年齢が高く、患者さんの高齢化が見られます。 化学療法以外には造血幹細胞移植および骨髄採取も行っており、北陸における造血幹細胞移植拠点病院の1つとなっています。
腎臓内科・リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 25 18.76 15.58 0 58.44
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 22 5.27 8.75 0 66.68
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 20 5.75 12.05 5 51.55
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　手術・処置等１ あり　定義副傷病 なし 20 6.5 7.18 0 48.6
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群　手術なし　手術・処置等２ なし 18 28.22 21.4 11.11 60
腎臓内科で最も多いＤＰＣ名称は、重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なしであり、病名としてはリウマチ性多発筋痛6例、全身性強皮症3例、顕微鏡的多発血管炎3例の順となっています。
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx99000x 脳腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 11.45 - -
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍　手術あり　手術・処置等２ なし - - 11.87 - -
040050xx99x0xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍　手術なし　手術・処置等２ なし - - 14.84 - -
040110xxxxx0xx 間質性肺炎　手術・処置等２ なし - - 19.06 - -
070030xx97x0xx 脊椎・脊髄腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２ なし - - 20.37 - -
‐
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし　発症前Rankin Scale 0、1又は2 80 17.25 16.18 36.25 69.34
010080xx99x001 脳脊髄の感染を伴う炎症　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし　15歳以上 19 13.84 12.09 10.53 48.21
010230xx99x00x てんかん　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 18 9.61 7.28 11.11 67.06
010060x2990411 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 １あり　発症前Rankin Scale 0、1又は2 15 19.27 18.22 40 78.13
010090xxxxx00x 多発性硬化症　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 12 20.17 14.49 8.33 46
神経内科では急性期の脳梗塞による意識障害や麻痺などで救急搬送され、入院される患者さんが多いです。脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善を目的とした治療を行っており、脳血栓を予防する薬の内服や脳保護薬を点滴し、早期にリハビリを開始します。発症年齢の平均は60代後半であり、高齢の方が発症しやすい傾向にあります。ほとんどの患者さんが急性期を脱し、軽症の方は自宅に退院することができ、日常生活に支障のある方は回復期病院へ転院され、治療・リハビリを続けています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 184 10.39 10 1.09 73.3
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ あり　手術・処置等２ なし 169 2.31 3.43 0 70.33
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 あり 57 9.11 17.28 0 70.58
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 50 16.98 20.92 42 85.14
040110xxxxx0xx 間質性肺炎　手術・処置等２ なし 48 21.31 19.06 8.33 71.65
呼吸器内科では、肺癌に対する化学療法入院の患者さんが最も多くなります。次いで気管支鏡による検査入院が多くなります。
肺癌など胸部悪性腫瘍に対して、化学療法や放射線治療など患者さんのＱＯＬを考えた治療を行っています。誤嚥性肺炎は平均年齢85歳と高く、症状が落ち着いたら4割以上の患者さんが他病院へ転院し、治療を継続します。また当院呼吸器内科は紹介率が高く、地域と密に連携し呼吸器疾患の治療を行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍　手術あり　手術・処置等２ なし 208 8.6 11.87 1.92 68.48
040200xx01x00x 気胸　肺切除術等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 34 10.79 10.08 0 29.97
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし 23 11.22 14.58 4.35 71.74
040200xx99x00x 気胸　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 13 6.54 8.98 7.69 44.62
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍　縦隔悪性腫瘍手術等　手術・処置等２ なし 12 8.58 10.36 0 66.92
呼吸器外科では、主に年間約３００件の手術を含む呼吸器外科疾患全般の診断と治療を担当しています。疾患は肺腫瘍、縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患だけでなく気胸などの嚢胞性疾患、感染症、小児呼吸器疾患、胸部外傷などあらゆる胸部疾患を対象としています。特に肺癌手術数は全国的にみても大変多い施設です。呼吸器外科専門医および呼吸器内視鏡専門医、がん治療認定医などの専門医資格を有する医師が診断と治療にあたり、術後の補助化学療法、再発時の化学療法、放射線療法などに対して専門性をもった積極的な治療・検査を行い治療成績の向上に寄与しています。平均在院日数は全国と比べると肺の悪性腫瘍手術あり処置等２なしは、大幅に日数の短縮が期待出来ます。高水準の治療、安全で質の高い手術を患者さんに提供しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍　内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術　手術・処置等２ なし 149 7.32 8.52 1.34 71.76
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 100 9.01 10.08 3 73.41
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）　手術なし　手術・処置等２ ４あり　定義副傷病 なし 97 6.11 9.58 1.03 66.24
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 76 8.07 8.95 2.63 71.25
060020xx99x50x 胃の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２ ５あり　定義副傷病 なし 66 6.03 7.61 0 70.8
消化器内科の最も多い症例は、胃癌や十二指腸ポリープに対する早期癌の内視鏡的治療が主流であり、かつ高度な技術を必要とする内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD)を積極的に行っています。従来の内視鏡治療ではうまく切除できなかった難しい癌や、外科手術でしか切除できなかった大きな癌も、ESDで切除できるようになりました。肝臓癌には、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓術、化学療法を積極的に行っています。胆石や胆管炎といった胆道疾患には、胆石で胆管が詰まって炎症を起こすなどが典型的な症例で、胆管をチューブで広げる、胆石を除去する、膿瘍を取り除くなどの治療が内視鏡を用いて、もしくは経皮的に行われます。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx02x00x 胃の悪性腫瘍　胃切除術　悪性腫瘍手術等　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 103 12.68 16.49 2.91 66.73
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 79 4.41 4.96 1.27 68.77
060035xx01000x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 78 12.85 15.3 5.13 72.01
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 63 6.33 7.3 0 56.11
060040xx02000x 直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍　肛門悪性腫瘍手術　切除等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 58 15.98 15.84 1.72 64.47
消化器外科で最も多い症例は胃癌になります。患者さんの経過の一例としては、消化器内科で検査を行った後に入院し、手術を行い、化学療法のために計画的に短期入院を繰り返すというものが挙げられます。高度で専門的な治療を行うため、臓器別にチームを編成しています。共通しているのは内視鏡手術を積極的に取り入れていることです。胃切除および食道手術では腹腔鏡手術および胸腔鏡を積極的にとりいれています。高度進行胃癌に対しては、術前がん化学療法を行うことでがんの縮小をはかり、手術適応の拡大に取り組んでいます。平均在院日数は全国と比べると胃癌は、大幅に日数の短縮が期待出来ます。早期がんに対しては低侵襲手術、機能温存手術、機能再建手術を積極的に行い、進行癌に対しては、外科治療、抗がん剤治療、放射線治療を組み合わせた集学的治療を積極的に行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術・処置等１ なし、１,２あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 209 4.93 4.47 0.48 70.52
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術・処置等１ １あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 103 3.1 3.01 0.97 65.61
050070xx01x10x 頻脈性不整脈　経皮的カテーテル心筋焼灼術　手術・処置等２ あり　定義副傷病 なし 97 5.64 8.25 0 67.47
050130xx99000x 心不全　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 76 16.91 17.66 15.79 80.26
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患　動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等　手術・処置等１ なし、１あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 58 6.95 5.5 1.72 72.9
循環器内科では、狭心症などに対するステント留置術、または心臓カテーテル検査入院が上位を占め、冠動脈疾患治療に関しては北陸でも中心的な役割を担っています。また心房細動に対するアブレーションも積極的に行っています。次に心不全治療が多く、高齢化社会の進行に伴い平均年齢は高くなっています。その他、閉塞性動脈硬化症に対するPTA治療、虚血性心疾患や心不全、不整脈に止まらず、全身の動脈硬化性疾患（閉塞性動脈硬化症、腎血管性高血圧など）に対するカテーテル治療を行っています。多方面からのアプローチを有効にするために、他科との連携を密にし、患者さんの全身管理を行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050210xx97000x 徐脈性不整脈　手術あり　手術・処置等１ なし、１,３あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 25 3.16 11.01 0 74.12
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患　下肢静脈瘤手術等 16 3 2.85 0 64.44
050161xx99000x 解離性大動脈瘤　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 13 24.62 17.4 15.38 70.69
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　ステントグラフト内挿術　手術・処置等２ なし - - 12.01 - -
050163xx02x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等　手術・処置等２ なし - - 17.3 - -
心臓血管外科では、ペースメーカーの電池交換が最も多くなります、平均在院日数も全国平均と比較し大変短くなっています。また虚血性心疾患（狭心症、心筋梗塞）に対する外科的治療や、心臓弁膜症に対する弁形成、弁置換などの成人心臓手術を行っています。大動脈瘤に対しては保存的治療と手術治療、それぞれ患者さんに合わせた治療を行っています。その他には循環器内科との緊密な連携により、夜間・救急も含めた緊急体制をとっています。内科と外科両面より治療法を検討することで、患者さんにとってより安全で有効な治療を行っています。内服・手術・リハビリテーション・生活習慣病改善などを含めた包括的な医療にて、早期離床・早期退院を行い、負担軽減・生活の質の改善に努めています。
小児内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）　定義副傷病 なし 143 4.97 6.19 0.7 1.2
0400801199x00x 肺炎等（1歳以上15歳未満）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 95 5.4 5.71 0 2.46
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）　手術なし　手術・処置等２ なし 92 11.16 11.32 1.09 0
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 77 6 6.17 3.9 0
150040xxxxx0xx 熱性けいれん　手術・処置等２ なし 58 3.79 3.83 0 1.9
小児内科では急性気管支炎や肺炎などの呼吸器系の疾患で入院される方が多いです。また、当院ではＮＩＣＵ（新生児集中治療室）の設置やドクターカーでの新生児搬送など新生児医療に積極的に取り組んでおり、低出生体重児（出生時体重が２５００ｇ未満）の患者さんやそれに伴う障害で入院される方が多くなっています。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア（15歳未満）　ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等 74 3.03 2.82 0 3.42
140590xx97xxxx 停留精巣　手術あり 43 3.05 3.14 0 1.65
11022xxx04xxxx 男性生殖器疾患　包茎手術 - - 3.82 - -
060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア　ヘルニア手術　腹壁瘢痕ヘルニア等 - - 8.26 - -
060150xx03xxxx 虫垂炎　虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 - - 5.49 - -
小児外科の最も多いDPC症例は、鼠径ヘルニアのヘルニア手術症例です。停留精巣、包茎、急性虫垂炎といった病気を安全に・確実に手術をするとともに、小児消化器外科手術では、専門的技量を要する難症例の手術も手がけています。
乳腺・内分泌外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等　手術・処置等２ なし 177 9.98 10.59 0.56 58.15
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）　手術・処置等２ なし 112 5.6 6.23 0 57.62
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２ ４あり 71 2.96 4.28 0 53.79
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２ ６あり 22 8.59 4.15 0 58.27
090010xx99x8xx 乳房の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２ ８あり 18 3.94 5.34 0 52.89
乳腺・内分泌外科では、乳癌の外科的治療に乳房温存手術を行っています。乳房温存手術を行えるのは、乳癌がそれほど大きくない患者さんに限られています。乳癌検診の普及や乳癌に対する意識の向上により、小さいうちに発見される乳癌が増え、その分、乳房温存手術が行われる割合が増えてきました。乳癌の手術の約５３％は乳房温存手術です。乳癌の患者さんの半分以上の方は、乳房を失わずに乳癌の手術が受けられるわけです。乳癌治療は、手術療法、薬物療法、放射線療法を適宣組み合わせて行う集学的治療が基本であり、それにより飛躍的に治療成績が向上します。乳腺・内分泌外科では、可能な限り美しい乳房をつくることにも力をいれ各分野の専門家から成るチームと密接に連携して共同で対応しています。平均在院日数に関しても全国の平均在院日数に比べると日数の短縮化が期待出来ます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア　その他の手術あり 66 13.08 15.83 3.03 53.58
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等 63 25.68 26.3 84.13 77.21
160760xx97xxxx 前腕の骨折　手術あり 53 5.75 5.68 3.77 38.11
070343xx97x1xx 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎　その他の手術あり　手術・処置等２ １あり 49 15.41 19.52 6.12 71.27
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等 43 23.67 22.27 9.3 65.58
整形外科では、腰椎椎間板ヘルニアに対する手術目的の入院が多くなっております。かかりつけ医との連携を密にし、積極的に紹介・逆紹介を行い、重症疾患や専門性が高い疾患を中心に治療を行っています。２４時間体制で搬送される重症の四肢、骨盤、脊椎外傷の患者さんに対し、最新かつ最善の治療を行っています。高齢の患者さんが転倒などで大腿骨を骨折した場合、在院日数が比較的長くなることが多く、リハビリ継続の為に転院する方が8割以上と高い数字になっています。その他では、前腕骨骨折、腰部脊柱管狭窄症等の手術も積極的に行っています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx04xxxx 乳房の悪性腫瘍　組織拡張器による再建手術（一連につき）　乳房（再建手術）の場合等 39 7.56 8.23 0 46.18
160200xx0200xx 顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）　鼻骨骨折整復固定術等　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし 38 4.55 5.37 2.63 26.71
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）　その他の手術あり　手術・処置等１ なし 14 3.14 4.86 0 35.57
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物　皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等　手術・処置等１ なし 14 3.64 4.05 0 25.36
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　皮膚悪性腫瘍切除術等　手術・処置等２ なし 14 11.86 8.16 0 72.79
形成外科では、生まれつきやけが、悪性腫瘍などで変形したり失われた体の表面異常を、機能的形態的に再建してＱＯＬの向上に貢献しています。当院では乳腺・内分泌外科と連携し、乳房手術後の組織拡張器による再建手術を多く行っています。鼻骨骨折など顔面骨折の治療も数多く行っています。これらに関しては、北陸で有数の実績を誇っています。また皮膚の悪性腫瘍は、手術治療と化学療法が必要になるので、皮膚科と連携し治療を行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 35 13.8 7.35 22.86 53.4
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 26 13.15 9.69 42.31 76.15
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）　手術なし　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 21 25.57 18.72 76.19 69.38
010040x101x1xx 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10以上）　脳血管内手術+脳動静脈奇形摘出術等　手術・処置等２ あり 16 41 39.42 87.5 63.5
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10以上）　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 12 27.92 21.23 91.67 80.83
脳神経外科では、突然発症した脳出血や硬膜下血腫のため手術される患者さんが多いです。併設の救命救急センターと連携し24時間体制で高度専門医療を行っているため、比較的重症の患者さんを多く診療しています。脳出血に関しては、薬物療法・開頭血腫除去術・定位脳血腫吸引除去術のいずれかを選択して治療を行っています。急性期の治療を終了後は日常生活に支障がある患者さんは回復期専門の病院へ転院し治療・リハビリを続けています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 31 8.9 8.98 0 67.77
080010xxxx0xxx 膿皮症　手術・処置等１ なし 29 13.31 12.51 3.45 66.34
080090xxxxxxxx 紅斑症 - - 10.07 - -
080110xxxxx0xx 水疱症　手術・処置等２ なし - - 29.5 - -
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹　手術・処置等１ なし - - 10.65 - -
皮膚科では、重症の蜂窩織炎（外部から細菌が進入し皮膚の深部まで炎症が広がる病気）などの急性膿皮症や、帯状疱疹（水痘・帯状疱疹ウイルスの感染により、小さな水ぶくれが帯状に現れる病気）による入院が多く見られます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等１ あり　定義副傷病 なし 208 2.1 2.53 0 68.53
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍　前立腺悪性腫瘍手術等 60 9.73 12.63 0 68.03
110070xx0200xx 膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ なし 50 4.44 7.2 0 72.46
11012xxx020x0x 上部尿路疾患　経尿道的尿路結石除去術　手術・処置等１ なし　定義副傷病 なし 43 5.37 5.62 0 57.77
110070xx02020x 膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術・処置等１ なし　手術・処置等２ ２あり　定義副傷病 なし 41 6.2 7.4 0 72.27
泌尿器科でのDPC症例は、膀胱癌の経尿道的手術が最も多くなっています。前立腺癌の手術が多く、前立腺限局癌と診断された場合、ダヴィンチロボット手術が行われています。平均在院日数は、全国平均より3日程度短くなっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患　手術あり　両眼 172 4.03 5.39 0.58 74.44
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患　手術あり　片眼 81 2.56 2.84 0 70.93
020200xx9710xx 黄斑、後極変性　手術あり　手術・処置等１ あり　手術・処置等２ なし 24 7.21 7.05 0 71.29
020240xx97xxx0 硝子体疾患　手術あり　片眼 11 7.36 6.16 0 66.27
020160xx97xxx0 網膜剥離　手術あり　片眼 11 7.73 9.75 0 61.18
眼科の入院はほとんどが手術目的となります。特に糖尿病網膜症や網膜剥離、加齢（近視性・特発性）黄斑変性症、等の硝子体茎顕微鏡下離断術、レーザー治療、及び薬物治療などを各疾患の大きな柱として診療に取り組んでいます。また、白内障、難症例白内障も含めて手術治療、後発白内障の手術症例が多く、入院の必要な白内障患者さんの入院順番待ちが短縮できるよう努めています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 92 7.78 7.89 0 16.27
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 77 5.45 7.04 0 50.4
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし 43 4.3 5.43 0 37.98
030400xx99xxxx 前庭機能障害　手術なし 43 5.09 5.1 0 63.42
030240xx01xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　扁桃周囲膿瘍切開術等 29 4.86 7.27 0 43.66
耳鼻科では慢性的な扁桃炎やアデノイド肥大、慢性副鼻腔炎などの手術目的で入院される患者さんが多く、この疾患で入院された方の平均年齢は約16歳であり若年層の方に多い傾向にあります。また、当院は県の基幹病院であるため入院される患者さんは他施設からの紹介で来られる方が多いです。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 55 3.07 7.35 9.09 37.91
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等　手術なし　手術・処置等２ なし 34 1.88 3.27 0 48
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 32 3.72 9.69 15.63 60.31
030400xx99xxxx 前庭機能障害　手術なし 26 2.35 5.1 0 66.69
160400xx99x00x 胸郭・横隔膜損傷　手術なし　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし 22 4.27 8.56 27.27 68.05
救急科では、頭部打撲、脳振盪などの患者さんが多く、交通事故患者の多くがこちらに分類されます。またアナフィラキシーやめまいによる入院も多くなっています。外傷による胸骨骨折や肋骨骨折の患者さんの多くが、リハビリ継続のため専門病院に転院されます。
麻酔科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010120xx99xxxx 特発性（単）ニューロパチー　手術なし - - 6.8 - -
010310xx99x0xx 脳の障害（その他）　手術なし　手術・処置等２ なし - - 10.58 - -
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍　その他の手術あり　手術・処置等２ なし　定義副傷病 なし - - 13.33 - -
071030xx99xxxx その他の筋骨格系・結合組織の疾患　手術なし - - 9.58 - -
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 8.98 - -
‐
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常　子宮全摘術等 99 9.59 9.7 0 34.46
120170xx01x0xx 早産、切迫早産　子宮破裂手術等　手術・処置等２ なし 42 27.24 30.12 0 33.36
120170xx99x0xx 早産、切迫早産　手術なし　手術・処置等２ なし 41 21.68 19.69 2.44 31.2
120160xx01xxxx 妊娠高血圧症候群関連疾患　子宮破裂手術等 19 15.21 13.66 0 37.16
120260xx01xxxx 分娩の異常　子宮破裂手術等 18 9.78 9.63 0 34.11
産科では、帝王切開による分娩が多くなっています。また切迫早産の患者さんも多く、合併症管理を含め妊娠・分娩を一貫してサポートしています。そして母子同室・母乳育児推進も行っています。妊娠高血圧症候群、分娩の異常、流産など様々な疾患に対応しています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍　腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 141 5.46 6.16 0.71 42.88
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等 99 5.71 6.28 1.01 44.95
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮頸部（腟部）切除術等　手術・処置等２ なし 74 1.89 3.2 0 40.49
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮悪性腫瘍手術等　手術・処置等２ なし 64 9.94 12.58 0 55.98
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍　手術なし　手術・処置等２ ５あり　定義副傷病 なし 62 4.5 4.61 3.23 61.19
婦人科では、子宮筋腫に対する手術治療、次いで良性の卵巣腫瘍に対する手術治療の入院が多くなっております。また、子宮頚・体部悪性腫瘍、卵巣悪性腫瘍に対する手術も多く、県内から数多くの患者さんが紹介されてきます。腹腔鏡下手術を積極的に取り入れ、化学療法や放射線療法も行っております。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 250 46 44 119 16 72 1 8,7
大腸癌 85 53 139 203 19 102 1 8,7
乳癌 202 161 12 15 12 77 1 8,7
肺癌 148 44 48 320 182 183 1 8,7
肝癌 - 13 - 12 16 52 1 8,7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
当院は消化器内科、消化器外科では胃癌、大腸癌、肝癌の患者さんを、呼吸器内科、呼吸器外科では、肺癌の患者さんを多く診察しています。また､外科、乳腺・内分泌外科は乳癌の患者さんを診察しています。特に胃癌や乳癌は早期であるⅠ期の患者さんの割合が高く、これは、癌ができるだけ早期のうちに内視鏡的治療や腹腔鏡下治療といった比較的患者さんへのダメージの少ない治療を行うことによって、患者さんの負担を減らそうという試みが表れているといえます。なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、治療前の検査入院に該当する患者さんが多くなっています。入院中に検査結果（病理診断）が出ていなかったり、遠隔転移の有無の評価を退院後にする方針であったりして、当該入院中の情報だけでは病期分類ができていないことなどが理由として挙げられます。特に肺癌、肝癌の検査入院ではその傾向があ ります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 41 11.9 55.93
中等症 157 12.71 72.97
重症 25 19.6 80.12
超重症 - - -
不明 - - -
成人（15歳以上）肺炎患者さんについて重症度別に、患者数、平均在院日数、平均年齢を集計した表です。
軽症の患者さんは平均年齢も若く、在院日数も短くなっています。また軽症でも患者さんの既往や背景により、重症化を危惧され入院となる場合もあります。重症度が上がるごとに治療に時間を要する為、平均在院日数が長くなっているのが分かります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 167 20.04 72.1 37.99
その他 12 45.5 75.25 3.91
当院は石川中央医療圏唯一の救命救急センターを有しており、24時間体制で高度専門医療を行っているため、救急搬送や他院からの重症患者の転院搬送が多く、脳梗塞で入院される患者さんは、発症してから３日以内の急性期の脳梗塞の方が非常に多いです。急性期の治療としては閉塞血管の再開通を目指す薬物療法、血管内手術（血栓回収療法）を行っています。平均年齢は70代前半であり、高齢の方に多い傾向があります。平均して約3週間入院し治療を続け、早期からリハビリを行います。退院後は在宅復帰される患者さんが多く、継続して治療・リハビリが必要な方は回復期専門の病院へ転院されています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
糖尿病・内分泌内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2762 網膜光凝固術（その他） - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） - - - - -
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズ挿入）（その他のもの） - - - - -
K7212 （大腸）ポリープ・粘膜切除術（２ｃｍ以上） - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） - - - - -
-
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 17 13.65 15.53 0 70.24
K9212ﾛ 末梢血幹細胞（ＰＢＳＣ）［自家］ 等 - - - - -
K6261 リンパ節摘出術（長径３㎝未満） - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 等 - - - - -
K6153 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他） 等 - - - - -
血液内科では、点滴ルート確保や化学療法を目的とした皮下埋め込み型カテーテル設置術が多く行われています。
腎臓内科・リウマチ科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント作成術 等 57 7.05 9.6 7.02 66.46
K616-4 シャントＰＴＡ 等 - - - - -
K7211 （大腸）ポリープ・粘膜切除術（２ｃｍ未満） - - - - -
K783-2 体内ステント - - - - -
K6335 ヘルニア手術（鼠径ヘルニア）（左側） 等 - - - - -
腎臓内科の入院では、新規血液透析導入に際し、内シャント設置術を行っています。慢性期維持透析の患者さんは、基本的に他の透析施設を紹介しています。
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K735-4 （大腸）ステント留置術 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
-
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K664 内視鏡的胃痩造設術 等 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K178-31 経皮的選択的脳血栓・塞栓溶解術（頭蓋内脳血管） - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術（電池交換含む） - - - - -
-
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） - - - - -
K6151 気管支動脈塞栓術（ＢＡＥ） 等 - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） - - - - -
K0062 皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３㎝以上６㎝未満） 等 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
-
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除・１肺葉を超える） 127 1.3 6.44 2.36 68.05
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除） 54 1.09 5.54 0 70.11
K5131 胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除による） 40 5.75 3.68 0 32.58
K5132 胸腔鏡下肺切除術（その他のもの） 等 18 1 5.67 0 66.44
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除） 17 1 5.18 0 62.24
呼吸器外科では、主に年間約３００件の手術を含む呼吸器外科疾患全般の診断と治療を担当しています。手術の適応については呼吸器内科や放射線診断科、放射線治療科の医師とカンファレンスを行い、協議を行ったのちに決定しています。手術は患者さんの術後の生活の質（QOL）を考慮し、胸腔鏡を使用し創部の小さな手術を行っています。肺腫瘍、縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患だけでなく気胸などの嚢胞性疾患、感染症、小児呼吸器疾患、胸部外傷などあらゆる胸部疾患を対象としています。特に肺癌手術数は全国的にみても大変多い施設です。呼吸器外科専門医および呼吸器内視鏡専門医、がん治療認定医などの専門医資格を有する医師が診断と治療にあたり、術後の補助化学療法、再発時の化学療法、放射線療法などに対して専門性をもった積極的な治療・検査を行い治療成績の向上に寄与しています。高水準の治療、安全で質の高い手術を患者さんに提供しています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6532 （胃）悪性腫瘍粘膜下層剥離術（内視鏡室） 等 148 0.26 5.96 1.35 71.57
K688 内視鏡的ステント留置術 等 117 2.27 7.01 6.84 75.91
K7211 （大腸）ポリープ・粘膜切除術（２ｃｍ未満） 等 54 1.46 2.43 1.85 63.43
K6871 ＥＳＴ＋採石術　又は　ＥＳＴのみ 等 53 3.11 5.72 1.89 67.32
K654 （胃十二指腸）止血術 等 52 0.23 7.6 7.69 70.04
消化器内科では、早期胃癌患者に対して行われる手術である内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術の症例数が最も多くなっています。早期がんの内視鏡の主流であり、かつ高度な技術を必要とする内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD)を積極的に行い、従来の内視鏡治療ではうまく切除できなかった難しいがんや、外科手術でしか切除できなかった大きな癌もESDで切除できるようになりました。また、胆道疾患や膵臓疾患に対して行われる手術である内視鏡的胆道ステント留置術の症例数も多く、これは様々な病態で狭窄した胆道にチューブを通して拡張し、胆汁の流れを良くする手術です。この手術は、胆石症に対する内視鏡的胆道結石除去術などの他の手術の前段階として行われることも多く、術後日数が長くなる傾向にあります。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 100 1.26 4.1 2 57.26
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 83 2.05 9.96 6.02 72.2
K655-22 腹腔鏡補助下幽門側胃切除術（ＬＡＤＧ） 等 66 1.33 10.77 0 65.97
K740-22 腹腔鏡下直腸低位前方切除術 等 48 1.81 17.98 4.17 63.23
K6335 ヘルニア手術（鼠径ヘルニア）（右側） 等 44 0.98 2.43 2.27 72.2
消化器外科では、胆のう炎や胆石症などの胆のう疾患などに対する腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く、結腸癌などに対する腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術が2番目に多い手術となっています。急性胆のう炎を起こされた患者さんは、まず、内科的な治療で炎症を改善させて一旦退院し、改めて消化器外科に手術目的に再入院するケースが典型的です。胆のう摘出術は腹腔鏡下で施行されることが多く、手術に対する患者さんの負担を出来るだけ小さくするように努めています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術　その他のもの 等 159 1.99 4.15 0.63 70.19
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術　心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 105 1.73 2.43 0 66.9
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 67 2.61 5.7 4.48 73.28
K5463 経皮的冠動脈形成術　その他のもの 等 61 1.26 3.57 1.64 71.08
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術　急性心筋梗塞に対するもの 等 43 0.05 16.74 9.3 63.91
循環器内科では、虚血性心疾患（狭心症や心筋梗塞）に対するステント留置術が最も多くなります。次いで心房細動などに対するアブレーション治療が多くなります。また閉塞性動脈硬化症に対するPTA治療も積極的に行われています。心臓血管外科との緊密な連携により、夜間・救急も含めた緊急体制をとっています。内科と外科両面より治療法を検討することで、患者さんにとってより安全で有効な治療を行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術（電池交換含む） 等 22 1 1 0 77.77
K617-2 大伏在静脈抜去術 - - - - -
K5612ﾛ ステントグラフト内挿術（腹部大動脈） 等 - - - - -
K5606 大動脈瘤切除術（腹部大動脈・分枝血管の再建を伴うもの - - - - -
K5551 弁置換術　１弁のもの 等 - - - - -
心臓血管外科では、ペースメーカー交換術が最も多くなります。次いで下肢静脈瘤などに対する抜去切除術が多くなります。また虚血性心疾患（狭心症や心筋梗塞など）に対する冠動脈バイパス術や心臓弁膜症に対する弁形成術・弁置換術も行われています。内服・手術・リハビリ・生活習慣病の改善などを含めた包括的治療を行っており、早期の離床・退院を目指し、患者さんのＱＯＬを最善に考えております。
小児内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5622 動脈管開存症手術（動脈管開存閉鎖術（直視下）） - - - - -
K384-2 深頸部膿瘍切開術 - - - - -
K1741 水頭症手術（脳室穿破術）（神経内視鏡手術による） - - - - -
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） - - - - -
K2762 網膜光凝固術（その他） - - - - -
-
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 等 60 1.02 1.02 0 4.22
K836 停留精巣固定術 等 43 1 1.05 0 1.65
K6335 ヘルニア手術　鼠径ヘルニア 等 14 1 1 0 0
K8282 包茎手術　環状切除術 等 - - - - -
K6333 ヘルニア手術　臍ヘルニア 等 - - - - -
小児外科で多い手術は腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）です。上表にはありませんが、ヒルシュスプリング病や直腸肛門奇形、胆道閉鎖症や胆道拡張症など、消化管の先天奇形や発達障害に起因する様々な難疾患の手術治療では、患児の紹介を受けています。
乳腺・内分泌外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 【悪性】左乳房部分切除術＋センチネル 等 113 1 3.49 0 57.75
K4763 【悪性】左乳房切除術＋センチネル 等 98 1 7.68 0 59.39
K4765 【悪性】右乳房切除術＋腋窩郭清 等 39 1.03 8.38 2.56 59.1
K4764 【悪性】左乳房部分切除術＋腋窩郭清 等 19 1 7.74 0 56.53
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 等 16 1.88 5.56 0 58.63
乳腺・内分泌外科では、乳癌の外科的治療に乳房温存手術を行っています。乳房温存手術を行えるのは、乳癌がそれほど大きくない患者さんに限られています。乳癌検診の普及や乳癌に対する意識の向上により、小さいうちに発見される乳癌が増え、その分、乳房温存手術が行われる割合が増えてきました。乳癌の手術の約５３％は乳房温存手術です。乳癌の患者さんの半分以上の方は、乳房を失わずに乳癌の手術が受けられるわけです。乳癌治療は、手術療法、薬物療法、放射線療法を適宣組み合わせて行う集学的治療が基本であり、それにより飛躍的に治療成績が向上します。可能な限り美しい乳房をつくることにも力をいれ各分野の専門家から成るチームと密接に連携して共同で対応しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術（股） 等 75 2.6 21.43 14.67 67.41
K1426 椎弓形成手術（４椎弓） 等 64 3.8 14.66 15.63 70.38
K1342 椎間板摘出術（後方摘出術） 64 3.23 8.7 3.13 52.95
K0461 骨折観血的手術（大腿） 等 55 3.53 17.42 61.82 68.07
K0462 骨折観血的手術（下腿） 等 46 3 23.13 21.74 51.26
整形外科では、股関節に対する人工関節置換術が最も多くなります。次いで椎弓形成手術や椎間板摘出術も多く行われています。平均年齢はやや高めとなっており、リハビリ継続の為に専門病院へ転院される患者さんが多いです。当院整形外科では専門Drがいる為、様々な疾患への対応が可能となっています。スポーツ外来、側弯外来などと各種専門外来も行っております。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K476-4 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術（一次二期的再建） 等 35 1 5.57 0 46.17
K333 鼻骨骨折整復固定術 27 1.74 1.19 0 24.56
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 19 0.79 9.32 0 73.53
K0051 皮膚腫瘍摘出術（露出部）（長径２㎝未満） 等 12 1 1.75 0 12.75
K2191 眼瞼下垂症手術　眼瞼挙筋前転法 等 10 0.1 1 0 63.6
形成外科では、乳房手術後の乳房再建術が最も多くなります。次いで鼻骨骨折の手術治療が多くなります。また皮膚悪性腫瘍の手術治療も行っています。人工物を使用する乳房再建が保険適応になってからは、再建を希望される患者さんの割合が多くなっています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術（穿頭） 等 31 1.03 11.77 32.26 76.03
K1643 頭蓋内血腫除去術（開頭・脳内） 21 2.57 36.52 95.24 67.33
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所） 19 1.95 37 42.11 62.47
K160-2 頭蓋内微小血管減圧術 13 3.85 9.15 0 55.54
K1642 頭蓋内血腫除去術（開頭・硬膜下） 等 13 3.08 36.15 38.46 71.31
脳神経外科では、頭蓋骨と脳の間に血が溜まって発症する慢性硬膜下血腫等による頭蓋内血腫除去術が多く行われています。手術方法は皮膚を切開し頭蓋骨に穴をあけ、そこから血腫の中に管（ドレーン）を挿入します。血腫を洗浄・除去する場合（穿頭血腫洗浄術）としない場合（穿頭血腫ドレナージ術）の２種類の方法があります。次いで多いのが脳の動脈にコブができた状態の脳動脈瘤に対するクリッピングです。手術方法は皮膚を切開し、頭蓋骨に穴をあけ、脳の隙間から血管と脳動脈瘤を露出させ動脈瘤頸部にクリップをかけます。その後、縫合し頭蓋骨を戻し固定します。手術を受けられた患者さんの約半数は転院し、治療・リハビリを続けます。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0022 デブリードマン（１００以上３０００未満） - - - - -
K2761 網膜光凝固術（通常） - - - - -
K1342 椎間板摘出術（後方摘出術） - - - - -
K0021 デブリードマン（１００ｃｍ２未満） - - - - -
- - - - - - -
-
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術，電解質溶液利用） 等 73 1.19 4.07 0 73.29
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器用） 等 60 1.1 7.63 0 68.03
K7811 経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの） 等 40 1.13 2.83 0 57.05
K783-2 体内ステント 等 28 2.07 7.64 3.57 70.93
K773-2 腹腔鏡下右腎（尿管）悪性腫瘍手術 等 28 1.46 9.43 3.57 65.32
泌尿器科では、前立腺限局癌と診断された場合、ダヴィンチロボット手術が行われています。従来の開腹手術、腹腔鏡手術に比して出血、術後尿失禁、勃起機能障害などの合併症の少ない手術が可能となっています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズ挿入）（その他のもの） 等 254 0.57 2.04 0.39 73.34
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む） 等 56 0.91 5.63 0 66.96
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術（その他） - - - - -
K2682 緑内障手術　流出路再建術 等 - - - - -
K2822 水晶体再建術（眼内レンズを挿入しない場合） - - - - -
眼科の入院はほとんどが手術目的となります。特に白内障手術は症例が多く、難症例白内障も含め手術治療、後発白内障のレーザー治療を積極的に行っています。緑内障においては薬物治療（点眼）をはじめ、薬物治療に抵抗性の緑内障に対する手術、レーザー治療を積極的に行っています。入院の必要な白内障患者さんの入院順番待ちが短縮できるよう努めています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術（摘出）（左） 等 85 1 6.19 0 18.32
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 等 45 1.44 3.36 0 53.78
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 等 30 0.23 3.17 0 44.2
K309 鼓膜（排液，換気）チューブ挿入術（左） 等 22 0.95 1.14 0 6.95
K3892 声帯ポリープ切除術（直達喉頭鏡）（右） 等 17 1 2.24 0 50.94
耳鼻咽喉科では、アデノイド（咽頭扁桃）肥大や扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術を受けられる患者さんが多いです。また、慢性副鼻腔炎の患者さんに対して内視鏡を用いて鼻の穴からポリープや粘膜を切除する内視鏡下鼻・副鼻腔手術が多く行われています。
救急科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他） 等 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K0842 四肢切断術（大腿） - - - - -
K252 角膜・強膜異物除去 - - - - -
K0463 骨折観血的手術（膝蓋骨） - - - - -
-
麻酔科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
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産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 選択帝王切開術（複雑な場合） 等 123 6.56 6.27 0 34.53
K8981 緊急帝王切開術（複雑な場合） 等 80 8.11 6.84 0 33.94
K9091ﾛ 流産手術　妊娠１１週までの場合　その他のもの 等 17 0.12 0.18 0 35.35
K9092 流産手術（妊娠１１週超２１週まで） 等 10 1 1 0 32.4
K9061 子宮頸管縫縮術（マクドナルド法） - - - - -
産科では、帝王切開による分娩が多くなっています。緊急帝王切開術も数多く、いかなる場合にも対応できるよう万全の体制をとっています。他には流産手術も行われています。紹介患者が多く、県内トップクラスの手術数となっています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）　腹腔鏡によるもの 等 140 1.07 3.56 0.71 41.59
K877-2 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 等 135 1.07 4.16 0.74 47.52
K867 子宮頚部切除術 等 66 0 0.97 0 41.02
K879-2 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術（子宮体がんに限る） 等 47 1.45 7.55 0 55.34
K861 子宮内膜掻爬術 等 34 0.12 0.5 0 41.26
婦人科では、腹腔鏡下による卵巣腫瘍摘出術が最も多くなります。次いで、腹腔鏡下による腟式子宮全摘術が多くなります。良性、悪性を問わず腹腔鏡下手術を積極的に取り入れております。紹介患者が多く、県内トップクラスの手術数となっています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 23 0.16
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 94 0.63
異なる - -
敗血症とは体内の細菌感染巣から持続的に、または継続的に病原菌やその毒素が血中に移行する重篤な状態をいいます。重篤な状態のため集中管理による濃厚治療が必要です。この疾患は、基礎となる疾患を有することが一般的であり、ＤＰＣ傷病名を基礎疾患とすべきか、敗血症とすべきかの判断が必要です。当院においては、実際の治療内容にて判断しております。
手術・処置等の合併症の傷病名は、半数が透析シャントに関連するものです。
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