初期臨床研修
消化器内科

消化器内科の1日

7:40頃 朝回診

消化器内科はチーム制なので、チームごとに時間を決めて回診を行います。
この後、指示出しとカルテ記入を行います。

朝回診

朝回診
8:30頃〜 朝のカンファレンス

カンファレンスでは、当日治療予定の症例を提示し、処置の適応や内容、注意事項について検討や確認を行います。

朝のカンファレンス

9:00頃〜 内視鏡検査/腹部超音波検査

午前中は日によって、どちらかの検査室にいます。
内視鏡検査では鎮静剤の静脈注射を担当します。最も基本的な注射器を用いた静脈注射ですが、貴重な経験となります。
午前は上部消化管内視鏡がメインです。
NBIや拡大内視鏡を用いた診断など、最先端の検査・診断を積極的に行っているのが当院消化器内科の特徴です。
超音波検査では、外来患者さんのスクリーニングを行います。患者さんが少ない時には、自らの腹部を提供してくださる先生もいます。

12:00頃〜 昼休憩

午前の検査が終わったら休憩です。午後のスタートは内視鏡治療の開始時間に相当するため、把握しておきましょう。

13:00頃〜 ESD/ERCP/内視鏡検査

1日1〜2件のペースでESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行うのも当院消化器内科の特徴です。また、ERCPや超音波内視鏡を用いた関連処置も行っています。
午後の検査は下部消化管内視鏡がメインとなり、必要に応じて鎮静剤の静脈注射を行います。
別の検査や受け持ち患者さんの検査が入れば、その都度指導医とともに診察や検査を一緒に行います。また、腹水穿刺などの手技を担当する機会もあります。

ESD/ERCP/内視鏡検査

17:00頃 夕回診

検査が終わる頃に、朝と同様にチームで回診を行います。
カンファレンスのない日は、これで業務終了となります。

17:30頃〜 入院症例カンファレンス(毎週水曜日)

入院中の患者さんのプレゼンテーションを行うカンファレンスがあります。
多い時には80人を超える患者さんを抱える消化器内科では、正確かつ簡潔なプレゼンテーションが求められます。
事前に指導医の先生に協力を仰ぎ、準備を進めましょう。

18:30 帰宅

消化器内科は、頭と腕をフルに活用しなければならない、忙しくも充実した診療科です。
先生方は教育熱心で人数も多く、熱気と活気に満ちています。
また、内視鏡診断・治療ともに最先端を行く分野であり、内科全体を学びながら専門領域の研修を行うことができます。