幅広い疾患に対応する力を養い、患者さんの背景や社会的要因にも配慮しながら、病気だけでなく「人」を診る医師を目指しましょう!
指導医からのメッセージ
総合診療科での研修は、幅広い疾患への対応力を養い、患者さんを全人的に診る力を身につける貴重な機会です。当院の総合診療科は、主に紹介状を持っていない患者さんや、該当する診療科が決まっていない初診患者さんの診療を行なっており、問診や身体診察を通じて問題の特定を行い、その後必要に応じて各専門科への適切な紹介を実施しています。限られた情報の中で適切な鑑別診断を挙げ、診療の優先順位を判断し、必要な専門科につなぐ役割が求められます。
初期研修医にとって一般外来での研修は必須で、午後の総合診療科外来はその研修の場となっています。内科研修中の初期研修医が最初に患者さんを診察し、指導医が教育や指導を行い、責任を持って対応しています。当院の総合診療科では、研修医が患者さんのファーストタッチを担い、発熱や疼痛など一般的な症状を多く経験できるのも大きな特長です。こうした初期対応を通じて多様な疾患・病態を学ぶ機会が豊富にあり、総合的な診療能力を高めることができます。
また、総合診療では患者さんの背景や社会的要因も考慮しながら診療を行います。病気だけでなく「人」を診る姿勢を大切にしてください。時には不確実性の高い状況にも直面するかもしれませんが、指導医や仲間と議論しながら学びを深めていきましょう。
皆さんの研修が充実したものになるよう、心から応援しています。困ったことがあれば遠慮なく相談し、積極的に経験を積んでください。

見学に来る場合に良い曜日
月、木、金曜日