初期臨床研修

呼吸器内科

急性期医療やがん診療を中心に。

豊富な症例と充実した指導体制を確立。

指導医からのメッセージ

西 先生
科長 西 耕一

 呼吸器内科では、4名の指導医が中心となった充実した指導体制を整えています。
 初期研修では、医師として基本的な診療態度(誠実さ、勤勉さ、高いコミュニケーション能力)を身につけるとともに、救急現場における呼吸器疾患の初期対応や病棟における入院患者の診療を学んでいただきます。
 呼吸器内科の雰囲気は自由闊達・和やかであり、呼吸が苦しくなるような雰囲気はなく、いつでもどこでも何でも気軽に指導医に相談できます。

科の特徴

 救急現場では、肺炎、気管支喘息、および気胸、入院患者では、肺がんを始めとする胸部悪性腫瘍が診療の中心です。中でも、肺がんは石川県内で最も症例数の多い病院の一つであり、肺がんの診断・内科的治療(主に化学療法)・支持療法・緩和治療に習熟することができます。
 また、当科は、日本呼吸器学会、日本アレルギー学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本感染症学会、日本臨床腫瘍学会の教育認定施設であり、当科で研修を行なうことにより以上の学会の認定医や専門医の習得が可能となっています。
 さらに、様々な治験や臨床試験にも参加しており、学問的刺激に満ちあふれています。

研修内容

 1名の研修医に対しては、必ず1名以上の指導医がついて診療を行います。また、全ての新規入院患者や診断や治療が困難な症例に対しては、平日毎朝行なわれるカンファランスを通じた指導が行なわれます。
 手技や処置については、初期研修では、末梢静脈カテーテル挿入、中心静脈カテーテル挿入、血液ガス分析のための動脈採血を、後期研修では、胸腔穿刺、胸腔ドレナージ、および気管支鏡などの専門的手技を行います。気管支鏡については、通常の気管支鏡に加え、細径気管支鏡、極細径気管支鏡、特殊内視鏡(AFI)、超音波内視鏡(EBUS-GSやEBUS-TBNA)、バーチャルナビゲーションシステムを駆使した診断手技や気道ステント留置といった気道インターベンションなど多岐にわたる最新の手法を学ぶことができます。
 研究心に富んだ呼吸器内科医育成を目的として、地方会での症例報告、総会での発表や論文作成までの指導を行ないます。

ページトップページの先頭へ戻る